シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス、全自動化学発光免疫測定装置「ケミルミ ADVIA Centaur XPT」の販売を開始

2015.02.27

●新機能搭載により、トラブルの未然防止、メンテナンス作業の軽減、簡便なオペレーションを実現し、信頼性を向上
●ケミルミADVIA Centaurシリーズの特徴である最先端の化学発光技術「アクリジニウムエステル」を継続搭載 。60種類以上の幅広い項目が測定可能

 シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)は、2015年3月1日より、全自動化学発光免疫測定装置 「ケミルミ ADVIA Centaur XPT(アドヴィア ケンタウルス エックスピーティー)」の販売を開始する。同装置は、シーメンスがケミルミ ADVIA Centaurシリーズにおいて一貫して追求してきた「簡単」「迅速」「確かなデータ」を形にした最新型装置である。すでに高い評価を得ている測定原理や試薬性能、240テスト/時の高い処理能力を維持したまま、ハードディスクのミラーリングやUVライトなどの新機能を搭載することにより、トラブルの未然防止、メンテナンスの軽減、より簡便なオペレーションを可能にした。これらの新機能により信頼性が向上し、装置トラブルやメンテナンスによる分析の中断がなくなり、ケミルミ ADVIA Centaur XPTはノンストップアッセイを実現するという。
 ケミルミ ADVIA Centaur XPTは臨床診断に貢献する確かな検査結果の提供だけでなく、複雑化する検査室の業務の効率化、ワークロードの軽減、さらなるワークフロー改善に貢献するという。

■ケミルミ ADVIA Centaur XPTの主な新機能
・人間工学を駆使した画面構成。どの画面からも希望するオペレーション画面に素早くアクセス可能

・ソフトウェアは新たにWindows7を採用し、各種管理を一元化。機器内の通信エラー等による機器トラブルを未然に防止、故障率を軽減

・複数搭載したハードディスクのミラーリングにより、万が一のハードディスクのトラブル時でも機器の停止を回避し、継続測定が可能

・ロット、期限、標準曲線情報などの全ての試薬情報、測定プロトコール情報が2Dバーコードのスキャンで簡単にアップデート。常に最新のプロトコールで改良ロットが測定されるため、結果データの信頼性が向上

・UVライトの搭載により機器内流体系が常にクリーンな状態に保たれ、毎月1回のボトル洗浄(マンスリークリーニング)が不要。クリーンな流体系が確保できることにより、常に安定したデータの算出が可能

■ケミルミ ADVIA Centaur XPTの仕様
・測定原理:化学発光免疫測定法(CLIA)
・最大処理能力:240テスト/時間 
・最初の結果出力までの時間:18分(一部項目により異なる)
・最大同時搭載項目数:30項目
・検体架設数:180検体
・キャリーオーバー対策:ディスポーザブルサンプルチップを使用
・各種試薬・消耗品類が随時追加・廃棄・交換可能

■ケミルミ ADVIA Centaurシリーズ
測定原理に化学発光免疫測定法(CLIA)を採用した全自動化学発光免疫測定装置で、1台で、感染症、甲状腺、腫瘍マーカー、心疾患などの60項目以上の疾患別検査ができる。最先端の化学発光技術であるアクリジニウムエステルを使用し、項目毎に最適なプロトコールで測定する信頼性の高い検査結果を提供しているという。

■化学発光技術:アクリジニウムエステル
シーメンスは、1988年に世界で初めて高感度・高特異度な化学発光技術であるアクリジニウムエステルを日常検査に取り入れた。以降、アクリジニウムエステル技術の進化に注力し、現在までに約40件もの特許を取得している。技術の進化により、試薬の安定性・発光量・特異性・親和性・水溶性等が向上した。また、迅速・高感度・高特異度検査を実現する測定法の開発、さらに新たな診療価値を生む項目も開発しました。現在も 50種類 以上の測定項目が開発中であり、発売が予定されている。

製品画像:ADVIA Centaur XPT
届出番号:13B1X10041000029

●お問い合わせ
シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)
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