ロイヤル フィリップス(オランダ・アムステルダム)は2015年3月9日、同社の欧州特許庁(EPO)への特許出願数が、世界第2位を記録したことを発表した。今日、欧州特許庁(EPO)が発表した2014年度特許出願人ランキングによると、2014年度にフィリップスは、ランキング第3位であった2013年度よりも26%多い2,317件の特許を出願した。本ランキングにおいて、フィリップスは欧州に本拠を置く企業としては第1位である。その他トップ5を占めるのは、第1位のサムスン(韓国)と、第3位のシーメンス(独)、第4位のLG(韓国)、そして第5位のファーウェイ(中国)であった。
フィリップスは、オランダの特許出願人の中では群を抜いており、9%を上回るオランダの出願数の大幅な伸びに貢献している。このためオランダは、住民100万人あたりの欧州特許庁(EPO)特許出願数では第3位となっている。フィリップスはさらに、欧州特許庁(EPO)における10の主要技術分野のうちの2分野、つまり「医療技術」と「電気機械、器具、エネルギー」の分野で出願数第1位となっている。「計測」部門では第2位となった。
ロイヤル フィリップスの知的財産最高責任者であるブライアン・ヒンマンは、次のように述べている。「このランキングを我々は非常に誇りに思っています。この成果は、我々が技術革新に対する継続的なコミットメントを企業として支持していることを証明しています。知的財産はフィリップスにとって重要かつ戦略的なものであり、また、付加価値を増す事業資産でもあります。知的財産戦略は、フィリップスの包括的なビジネス戦略に一対一で対応するものです。フィリップスの知的財産・システム標準部門は、当社の各事業に対して高度のIPソリューション を提供し、企業の成長や競争力、利益性、そして新たなビジネスチャンスを支えています。現在、我々のIPポートフォリオの構成は、特許権71,000件、商標権47,000件、意匠権92,000件、そしてドメイン名4,900件となっています。これはたいへんな数ですが、我々にとって重要なのは、数量よりもその質と価値なのです」
欧州特許庁(EPO)のブノワ・バティステリ長官は次のように述べている。「特許保護に対する要望は欧州において着実に増大しており、5年連続で増加しています。欧州は、世界中で増加の一途をたどる多くの企業にとって、技術革新の世界的拠点としての重要な役割を強化し続けています。欧州での特許出願数が増加しているという事実は、欧州の知識経済の礎としての特許集中型産業の役割の重要性を物語っています。これは、欧州の競争力、経済力、雇用の拡大につながるものです」
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