複雑化を続ける画像検査に 耐えうる読影ビューアのトレンド

2015.06.29

複雑化を続ける画像検査に耐えうる読影ビューアのトレンド

東京大学医学部附属病院22世紀医療センター
コンピュータ画像診断学/予防医学講座
三木聡一郎

 放射線科医が普段利用する「汎用」DICOMイメージビューアは成熟の域に達していると思われがちであるが、
それでも読影医の診断の効率および質を向上するために様々な機能が提案、実装されている。現在のトレンドとし
ては、レジストレーション(位置合わせ)をはじめとするボリューム画像の扱いの向上と、シリーズ数や検査数が増
えても混乱しないユーザ・インターフェースの整備が挙げられる。
 Although generic DICOM image viewers are considered by many to have achieved maturity, various
new features have been proposed recently to enhance the radiologists’ reading experience. These
include the registration technique, and efficient user interface to support large and complex dataset,
both in the number of studies and in the number of series in a study.

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