光超音波マンモグラフィ(PAM:Photoacoustic Manmmography)
PAM
モニタ画面
「CANON EXPO 2015」(11月4日(水)~11月6日(金)、東京国際フォーラムにて開催)のヘルスケアブースでは「人に優しい、医療情報の見える化を」をコンセプトに展示が行われている。光超音波マンモグラフィ(PAM)のコンセプトモデルもその一つだ。キヤノンが京都大学と共同開発中のPAMは、同社の光学技術、センシング技術、画像処理技術を用い、光と超音波を利用して、乳腺内の血管を3次元で可視化することができる。
装置内の半球センサー-アレイから近赤外光(パルスレーザー)を被験部に瞬間的に照射すると、体内の赤血球が熱膨張を起こし、わずかに超音波が発生する。それを再び半球センサー-アレイで受信し、3次元像画像に再構成することで、血管の状態を高解像度で可視化する仕組みだ。がんは増殖するにつれて、栄養供給のために組織周辺に新しい血管が作られていく。PAMは新生血管の状態を可視化することで、乳がんの早期発見や質的状態の診断精度の向上が可能な技術として期待されている。
今回展示された装置はまだ実用化には至っていないが、キヤノンはX線を使わず圧迫もない、患者への負担の少ない新しいイメージング技術として、乳がん検査への応用を目指して研究を進めている。
装置内の半球センサー-アレイから近赤外光(パルスレーザー)を被験部に瞬間的に照射すると、体内の赤血球が熱膨張を起こし、わずかに超音波が発生する。それを再び半球センサー-アレイで受信し、3次元像画像に再構成することで、血管の状態を高解像度で可視化する仕組みだ。がんは増殖するにつれて、栄養供給のために組織周辺に新しい血管が作られていく。PAMは新生血管の状態を可視化することで、乳がんの早期発見や質的状態の診断精度の向上が可能な技術として期待されている。
今回展示された装置はまだ実用化には至っていないが、キヤノンはX線を使わず圧迫もない、患者への負担の少ない新しいイメージング技術として、乳がん検査への応用を目指して研究を進めている。