Hitachi Healthcare

製品情報

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Hitachi Healthcareブースハイライト2015

超音波

HI VISION Ascendus/ARIETTA70 Next Solutions/Automated Whole Breast Ultrasound Scanner/Artemis

HI VISION Ascendus
 ULTRA BE ⅡとHigh Density Probにより短時間でクリアな画像を生成できる「Ascendus」だが、今回SWM(Share Wave Measurement)を搭載したモデルが展示されていた。肝線維化の速度を図るSWMはFDA未承認であるが、エラストグラフィとの併用により検診の精度を高めることができる。今後は併用の推奨をを米国でも進めていく。
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ARIETTA70 Next Solutions
 ARIETTA70が大きくバージョンアップをし、Next Solutionsを冠した本製品。プローブを当てるときの圧力に差異が生じても一定の画像を描出することができる。海外ではプローブ当てるときの回数、圧力を明確にしなければならず、本機能の需要が高まっている。同機能は、HI VISION Ascendus、Noblus、ARIETTA60にも搭載可能である。
 また、Share Wave Measurement、Real-time Virtual Sonography、Real-time Tissue Elastographyが搭載されており、臨床機能が大幅に改良されている。

1-2ARIETTA70

 
Automated Whole Breast Ultrasound Scanner
 本製品は、米国のiVu Imaging CorporationのSOFIA社に日立アロカメディカルのNoblusを接続した超音波スキャナだ。片方ずつ乳房を回転しながら撮影を行う。約52秒で1回転、全行程約5分で終了する。従来の撮影方向とは違い、縦断面画像が撮影できる。現在はNoblusのみと接続が可能であり、専用のワークステーションによりMRIやCTとの比較も可能である。FDAは申請済みであるが、日本の薬事は未承認である。

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中央のスキャナが回転している様子がわかる

 
Artemis
 前立腺のターゲットバイオプシーシステムのeigen社「Artemis」。本製品は日立アロカメディカルがeigen社とアライアンスを組み、高画質の超音波診断装置と結びつけて販売していく。市場にあった的確な販売を目指す。日本では薬事未承認であり、現在米国のみの販売となっている。
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放射線治療

粒子線治療システム

 粒子線を用いるがん治療は、患部を的確に照射できる放射線治療法として注目を集めている。日立は、高い照射精度を実現できるスポット走査方式陽子線治療システムを開発し、さらに、高性能化に向けた研究・開発に取り組んでいる。
 
スポットスキャニング照射技術
 日立は、高い照射精度を実現できるスポットスキャニング照射法を開発した。これは陽子ビームを使い、患部標的に高精度照射するもので、ビーム利用効率がほぼ100%となり、不要被ばくの低減をはかれる画期的な技術だ。
 また、北海道大学の「動体追跡照射技術」と日立の「スポットスキャニング照射技術」を世界で初めて組合わせ、動く腫瘍に精度良く陽子線照射(2014年10月国内薬事承認取得)。
 世界トップクラスのジョンズホプキンスメディスン傘下のジブリーメモリアル病院より共同開発した世界最先端の陽子線治療装置を受注。
日立粒子線治療
北海道大学陽子線治療センター治療室の1/12サイズのモデル

CT

SCENARIA EX edition/Supria

SCENARIA EX edition
 64列/128スライスCTのSCENARIA EX editionはRSNA2014ではFDA未承認であったが、今年正式に認可が降り米国での発売を開始した(米国での販売名はSCENARIA SE)。
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 左右に80mmずつ寝台が横スライドするIntelliCenterとCardiac Bow-tie Filter(心臓用線質補償フィルタ)を組み合わせることにより、心臓撮影時の心臓以外の部位の被ばく線量を約35%低減できる。
 加えて、心位相に応じた管電流を変調、制御するIntelliEC Cardiacにより心臓検査での被ばくを低減が可能。
 線量の上限を超えた際にアラートするCT Dose Check、構造化レポートとしてPACSへ線量情報を送信することができるDICOM Dose SRSimple Dose Report、簡易的に被ばく線量を画像として作成し、PACSに転送、保存することができる機能が搭載されている。
 これら3つの機能により施設全体での線量管理を行える。


Supria
 オープン&コンパクトをコンセプトに掲げた16列マルチスライスCTのSupria。開口径を従来の製品と比べ5cm広げ75cmとなった快適な検査空間。日本に比べ体格の大きい被験者が多い米国では好評を得ている。
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 スキャナガントリ、寝台、操作卓の3ユニット構成により狭い検査室にも対応。
また、海外ではインジェクタ、心電計や救急に伴うさまざまな機器が設置されている検査室が多く、こういったコンパクトなCTは評価が高い。
 Quick Entry(簡易操作モード)では、ボタンが大きく非常に操作性が高い。
 MITAが発表しているSMART DOSES STANDARD(XR-29)により米国では2016年1月より、CTでは、オートマティックな線量制御、DICOMを通して被ばく線量を転送できるといったような機能を備えていなければ、CTの保険請求が下がってしまう。
 先のSCENARIA、そして本製品はすべての規定に対応している。現在631台の導入実績を誇る本製品は、買い替え需要の高まっている米国でのマーケットさらに売り上げを伸ばすであろう。

MRI

TRILLIUM OVAL/OASIS

TRILLIUM OVAL
 楕円(OVAL)型のボアが目を引く本製品。この日立メディコ独自の横幅74cmの楕円型ボアにより快適な検査空間を実現した。
 また、WIT(Workflow Integrated Technology)を採用したことで、寝台の操作性、被験者情報確認フローを向上することができる。頭部、脊椎用の下部受信コイルを寝台の下に常時設置しておき、検査時には上部受信コイルを載せるだけで撮像が可能となり、受信コイル交換の時間を短縮することができる。

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 動き抑制の幅が広がり、従来T2*やアンギオグラフィの補正ができなかったが、日立メディコのOrigin5では搭載することができ、救急撮影にも対応が可能である。
 静音技術の向上、大きな開口径、撮像時間の短縮により、被験者に対し上記の快適な空間と拘束時間の短縮を提供できる。


OASIS
 超電磁磁石を採用することによって、高い静磁場強度を持つ本製品。
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またオープン構造に加え、ピラーを左右非対称にすることにより開放範囲を拡大、水平方向からのアクセスが容易となった。寝台も幅広く、体格の大きい被験者の撮影も非常にスムースに行え、まさに“Patient Friendly”である。
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 1.5Tのパワーパフォーマンスとオープン構造のハイブリッドMRIは各メーカの中でも本製品のみである。ゆえに米国など体格の大きな被験者が多い国では導入件数が多い。

ブースインフォメーション

株式会社日立製作所 ヘルスケア社企業情報
 
基本情報
○RSNA 2015 日立ヘルスケアグループブース 特設サイトURL:
http://www.hitachi-medical.co.jp/rsna2015/
○ブース:
4111,South Building, Hall A
 
「この製品は見逃せない!!RSNA2015」
 
■MRI装置「ECHELON OVAL」
 「ECHELON OVAL type ORIGIN 5」は、新画像再構成エンジンを搭載し、画質を向上させました。また、高いハードウエア性能に加え、豊富な独自開発のアプリケーションを搭載した最新のワイドボアMRI装置です。ORIGIN5で追加された主な撮像機能は「DKI」「All Round RADAR」「Beam Sat VASC-ASL」「Breast MRS」です。
ECHELON OVAL

■超音波診断装置「ARIETTA Series」
 ARIETTA Seriesはプローブ、超音波送信波形そしてモニタに至るまで妥協することなく開発に力を注いだ高画質化技術の『Symphonic Technology』を搭載し、検者だけではなく患者さんに高付加価値を提供してきました。発売から1年半、日々進歩する医療技術と、それに伴い多様化する現場からのニーズに寄り添い、皆様の更なる期待に応えるためのNext Solutionsとして、ARIETTA 70, 60は生まれ変わりました。
 また、FDA申請中の肝臓向けに開発されたShear Wave Measurement(SWM)の革新技術を発表しました。SWMは組織の硬さ情報であるせん断波の伝播速度(Vs)、信頼性指標(VsN)等を計測でき、再現性と信頼性の高い結果を得ることができます。RTEによるLF Index(Liver Fibrosis Index)とSWMの双方を用いることにより、非侵襲的な肝臓評価の多角的なアプローチを可能としました。
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スライド3

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