http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/event/rsna2015/index.html
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超音波
cSMI/Aplio 500
CT
Aquilion ONE™ / ViSION FIRST / EditionAquilion™ Lightning
Angio CT System
INFINIX 4DCT ANGIO SUITE
ワークステーション
Vitrea Ver.7
MRI
Vantage Titan 3T
PET/CT
CelesteionTM
超音波
cSMI
造影剤を全く使用しなくても、微細で低流速の血流を描出できる新しい技術であり、
カラー表示で肝臓領域などの病変を顕在化するcolor-coded SMI。血流である可能性の高い信号のみを表示するという。
またカラー化することで一瞬の拍動性の血流に関して視認性が向上している。
なおこのSMIで東芝が日本超音波医学会第15回技術賞を受賞した。
SMIは超音波診断システムのAplio™ シリーズに搭載している技術である。
組織の動きに近い低流速血流を、高分解能表示できるもの。
これまではフレームレートが遅すぎて、モーションアーチファクトがあってうまく描出できなかった。
SMIではモーションアーチファクトを解析し、臨床において有用な情報を取り出すことに成功した。
肝細胞癌ではADF低流速設定でクラッタの影響をうけやすいが、SMIでは低流速血流の視認性が向上する。
Aplio 500
東芝超音波診断装置の最先端を走り続けてきたAplio。
そのフラッグシップモデルが500だ。
Aplio500は、最新技術のプラットフォームとして、Fly Thru、組織の硬さを定量化できるShearShear waveなどの診断から治療までをトータルでサポートしている機能を満載している。
また、新技術Smart Fusionと針ナビゲーションは、患者、術者の負担軽減化した。
Smart Fusionプローブ
これを使い、エコー像とCT像/MRI像を連動させ,病変の検出および治療支援に有効な”Smart Fusion”が可能となる。
CT
■Aquilion ONE™ / ViSION FIRST Edition
いうまでもなく東芝CTのフラグシップマシン。
“画質向上”と“被ばく低減”、“さらなるArea Detector CTの有用性” を追求したAquilion ONEは、
ハードウェアとソフトウェアを強化し、3rd Generation Area Detector CTへと進化した。
その最高機種として誕生したのが、Aquilion ONE™ / ViSION FIRST Edition、
逐次近似再構成を搭載した3rd Generation Area Detector CTである。
・FIRST(順投影適用モデルベース逐次近似再構成:Forward projected model-based Iterative Reconstruction SoluTion)
近年、X線CT装置はより一層の被ばく低減とさらなる画質の向上が求められている。
一見相反する双方を実現するために同社で開発されたのが、順投影適用モデルベース逐次近似再構成“FIRST”である。
FIRSTは、従来のX線CTの画像再構成(FBP:Filtered Back Projection)に比べ、
空間分解能の向上、低コントラスト検出能の向上、被 ばく線量の低減、画像再構成速度の最適化の
4つのポイントが改良され、低線量で高画質な画像の提供が可能となっている。
同社の最新CT検出器。GOSシンチレータを用い、光出力を40%向上(当社の検出器に対する従来比)、DASの電気ノイズを最大28%低減(当社の64列CT比較)した。これにより高速かつ画質の高い撮像が可能となっている。
また、形状にも工夫があり、散乱線含有率を20%低減、被ばく低減にも奏功している。
■Aquilion™ Lightning
アメリカで初公開となった同機は、Aquilionシリーズのなかでも、さらなる高画質化と小型化を追求して開発された。
ガントリを小型化する一方、クラス初の780mm開口径を実現。
検査室内での動きやすさ、患者への圧迫感を軽減、患者のポジショニングがより容易になり、
スムーズな検査が期待できる。
また、AIDR 3DEnhanced、SEMAR(Single Energy Metal Artifact Reduction)、
PUREViSION Detectorが標準搭載されており、16列だがハイエンド機種同様の使用感が期待される。
心理的負担が少なく、検査しやすい780mmワイドボア
Angio CT System
INFINIX 4DCT ANGIO SUITEは血管撮影装置のInfinix Celeve-i INFX-8000Cと320列CTのAquilion ONE Vision Editionを組み合わせたIVR-CT(Angio CTシステム)。
CT透視でのサポートにより、術中の針位置を随時3Dで把握することができ、血管カテーテル治療の精度を高めている。
また、320列ならではの新しいワンストロークプロトコルにより、ガントリの移動なしでの4D血管イメージングが可能。これにより手技中にパーフュージョンの画像を撮影することができ、急性期の患者に対しても迅速で正確な画像を得ることができる。
なお逐次近似応用再構成法である“AIDR 3D”も搭載され、術者や患者への被ばく低減も十二分に考えられた優しい設計となっている。
・Dose Tracking System(DTS)
体表面の線量をマッピングする線量管理システム。カラーマップによる3D表示で、一目でわかりやすく、検査中も随時計測することができる。
・Color Coded Circulation(CCC)
同社のAngio機に標準構成されるParametric Imagingに新たな表示法CCCが搭載された。従来は静止画での表示であったため、カラーをよく理解していないと造影剤の流れが把握しづらかった。今回のCCCでは、色情報を細かく変化させ、繰り返し動画表示をすることによって、視覚的・直感的に造影剤の流れる方向を理解できるようにしている。
Angio CTシステムは1992年に登場し、第一号機が愛知県がんセンターに導入されて以来、大学病院、地域中核病院を中心に普及が進んでいる。日本で生まれ、日本の診断と治療に大きく貢献してきた同機は、昨年に続き、RSNA2015の会場でも来場者の大きな注目を集めていた。
ワークステーション
東芝メディカルシステムズのマルチモダリティワークステーション。
2Dや3Dなおかつ4D画像の可視化や分析も可能である。また多忙な医師の一助になるべく高速化も売りであり、perfusionや定量解析に大きな強みがある。
Vitrea はCTとMRI、PET、アンギオX線にそれぞれ対応でき、さらにCTのプロトコールを院内同等CTに配信することもセキュリティの高い状態で可能とした。
被ばくの解析や作業時間などの計測も高速でできる機能を有している。
また先頃買収したフランスのオレア メディカル社の技術も入っており、Vitreaのプラットフォーム上でも操作が可能となっている。オレア メディカル社のMRI医療画像処理ソフトウエアは頭部領域のMRI定量化解析で非常に定評があり、今後の相乗効果が大いに期待されるところだ。
とくにVitreaのperfusion定量解析はオレア メディカル社のもつテクノロジーも最大限生かす形になるということは間違いなく、お互いに進化する形になるだろう。
なお単体販売も、販売好調なため検討中だとのことだ。
MRI
同社のMRIは、2014年度の日本国内で最も高いシェアを獲得している。
Vantage Titan 3T
同社のMRIは、2014年度の日本国内で最も高いシェアを獲得している。
同製品もElanの次に高い台数を販売され、東芝の旗艦的な存在だ。
Titanも世界的にみて、37カ国、286台(2015年10月末現在)という販売実績を誇り、現在の東芝MRIの勢いを物語る。
Titanは71cmの開口部を実現しながら高い磁場均一性を確保し、圧倒的な高画質を可能にしている。また、静音性を極める独自のPianissimo™や、次世代受信コイルによる革新的な検査ソリューションなどがあり、この辺が同製品の好調さの成因だろう。
High pressure molding
これは振動により発生する信号ブレを抑制し、SNRや鮮鋭度を向上させるものだ。
右のものがHigh pressure moldingの画像。明らかに高精細だ
Triple cooiling
温度変化によって発生する中心周波数や過電流ズレを抑制する。
右のものがTriple cooilingの画像。画質が明らかに良い
広視野バーチャル映像表示技術
MRI検査装置の検査空間であるボア内に設置したドーム型スクリーンにプロジェクターから映像を投影することで、検査空間を感じさせない広視野・高臨場感映像を表示できる技術がRSNA2015に初登場した。
実際、今回、本技術が搭載されたTitanの中に入りたい人で、ブースはかなり混雑しており、
広視野バーチャル映像表示技術の人気が伺いしれた。
これは、寝台の位置に応じて動く半透過ドーム型スクリーンをボア内につくり、MRIの後方に設置したプロジェクターから、スクリーンとボア内カバーに映像を投影するものだ。
映像も何種類か用意されており、「MRIの中が水族館になっていた」というコメントはボア内に取材したものコメントだ。
下の動画は、実際に映像を表示したときのボア内の様子である。
PET/CT
世界最大の開口部90cmを誇る、東芝初のPET-CT。
ワイドボアは、被検者の状態を確認できるため安心・安全な検査につながるという。
開発者の熨斗氏によると「開発時の最大の苦労した点は、大口径化設計と
AIDR 3Dを搭載した低被ばく性、そして低床の寝台で技師様にも優しい設計にある」の述べた。
いうまでもなくAIDR 3Dは収集された投影データ上で、統計学的ノイズモデル、スキャナーモデルを用いてノイズを低減している。
またCelesteionはTOFを時間分解能450ピコ秒以下という高いレベルで搭載。精緻な時間差情報を画像再構成過程に取り入れることで、より鮮明なPET画像を形成する。
開口部90cmの表示が誇らしい。
東芝メディカルシステムズ株式会社企業情報
東芝メディカルシステムズRSNA特設URL:
http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/event/rsna2015/index.html
ブース:
7336,North Building, Hall B
◯この製品は見逃せない!!RSNA2015
■Aquilion ONE™ / ViSION FIRST Edition
真の逐次再構成であり、高画質を担保した“ FIRST ” が世界デビュー。真の逐次近似再構成 FIRST では最高レベルの再構成速度に加え、従来の FBP 再構成では 成し得ない、空間分解能向上や、アーチファクト除去効果が得られる。通常再構成との並行処理も実現しており、実臨床にも適用可能な逐次近似再構成法である。
■Vantage Titan™ 3T /iS Edition
最先端のアプリケーションと高性能傾斜磁場コイルがもたらす、洗練された 臨床ソリューションとすぐれた画像品質。NeuroLine+、CardioLine+、SpineLine などのアプリケーションが、ワークフローを改善し、生産性を最大限に高めている。また、アメリカ空軍から特別運用認可を受けた高度なセキュリティを備えた安全なシステム・プラットフォームである。
◯東芝ブースの見どころ
RSNA2015、今年の東芝ブースでは3つのテーマでお客様ヘ信頼をお届けします。
360 Degrees of Safety:
お客様を第一に考え、安全性はもちろん、変化し続ける医療関連法令や技術、ビジネスデマンドに対応するため360Degreesの視野をもったガイダンス、専門知識を提供します。
360 Degrees Reliance:
製品の耐用期間を通して投資のプランニング、管理、保護を改善し、生産性を高める最適なフリクションフリー・サービスを提供します。
360 Degrees Learning:
個々のお客さまにあわせた最適なトレーニングプランを提供、随時カスタマイズしていきます。
私たちは最新の技術でより確実な診断をサポートする臨床価値を提供することはもちろん、
ワークフローの改善、そして病院経営への貢献を実現してまいります。
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