CIRSE2015参加レポート

2015.11.24

2015年9月26~30日の間で開催されたCIRSE2015の報告を、佐賀大学医学部放射線科 江頭秀哲先生にご執筆いただきました!

はじめに

ヨーロッパの各都市で開催されるCIRSE、今年は最西端の国ポルトガルのリスボンで9月26日から30日までの5日間で開催された。開催期間中は非常に天気がよく、絶好の学会日和。会場の近くに世界遺産もあり、うろうろすることが好きな私にとって、非常に参加意欲をそそられる学会であった。

学会について

学会会場は、1階が機器展示、2階が会場となっており、講演を聞いたり、新しいデバイスを見たりと、快適に回れるように配置されていた(図1)。しかし、今年の講堂は狭かった…メイン講堂こそ広く、かなりの人数が参加できていたが、次に広いはずの第2講堂は既に狭く、立ち見すらできないような状態も度々あり、少し残念であった。
Opening and Awards Ceremonyでは、IVRの発展に寄与した先生方の表彰があった。表彰される先生方は皆素晴らしい功績や実績をお持ちの方ばかりと思われるが、スピーチの際には高揚した面持ちで、少し緊張されている印象を受けた。やはり、非常に名誉あることなのだと思われた。いつかは自分も…と思うこともモチベーションを維持するためにはいいのかもしれない。式典の途中にはグラス・ハープの演奏が行われた(図2)。クラシック主体の演奏であり、グラス・ハープのことをよく知らなかったこともあるが、こんなに素晴らしい演奏ができるものかと衝撃を受けた。やはり、音楽となるとヨーロッパには一日の長があると思われる。

図1 会場入り口
図2 式典中のグラス・ハープ演奏

(続きはRadFan12月号にてご覧ください!)