日立アロカメディカル、血行動態アプリケーションであるVFM(Vector Flow Mapping)の新機能、相対的圧較差分布表示(Relative Pressure)の発売
日立アロカメディカル(株)は、血行動態アプリケーションであるVector Flow Mapping(以下、VFM)の新機能である相対的圧較差分布表示(Relative Pressure)をPROSOUND*1 F75 Premier、Premier CVに搭載し、3月から国内で販売を開始する。相対的圧較差分布表示はVFMの新機能であり、心腔断層面上の相対的圧較差分布表示が可能になり循環器疾患の診断への貢献が期待されている。
1. 相対的圧較差分布表示(Relative Pressure)について
相対的圧較差分布表示は速度ベクトル分布データから、Navier-Stokesの式に基づき、断層面内の相対的な圧較差分布を表示することが可能である。断層面内に基準点を設け、基準点より高い場合を暖色系、低い場合を寒色系カラーで可視化する。また、その断層面内にprofile lineを設定し、その線分上の圧較差分布をグラフ表示することも可能である。従来主に使われている血流速度分布表示(2D Velocity Distribution)、流線表示(Stream Line)と合わせて表示することもでき、今までの血行動態評価にプラス(α)の情報として加わることでこれまで以上に臨床現場での応用が期待されている。
2.Vector Flow Mapping(VFM)について
従来のカラードプラでは検出できなかった、超音波ビームに直交する速度成分の推定が可能となる。局所血流の方向と速さを速度ベクトルとして表示できる。これまで評価できなかった心臓内の血行動態の解析手法として期待されている。主な表示としては血流速度分布表示(2D Velocity Distribution)、流線表示(Stream Line)、エネルギー損失表示(Energy Loss)などがある。
(*1)PROSOUND is a registered trademark or trademark of Hitachi Aloka Medical, Ltd. in Japan and other countries.
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