その他
同社はインジェクタを多種発表しているが、近年「安心、安全」をスローガンに、安全管理のための連携システムの開発を進めている。
CT造影剤情報管理システム「CEエビデンスシステム」は、CT造影における造影剤のICタグを読み取って、インジェクタの操作モニタ、検査室内のヘッドモニタの両方に造影剤名、容量等を表示、万が一の記載漏れやプルダウンミスを防ぐ。また同時に、RISから患者データを読み込むことで、アレルギー歴情報、e-GFR値などを表示し、造影剤使用時のリスク低減に貢献している。
さらに、造影剤注入の速度、量、生食フラッシュのタイミングなどを、グラフ化してPACSに表示させることも可能。造影プロトコルのフィードバックに役立つ。
同システムはMRI用インジェクタとの連携展開も進められており、こちらは専用アダプタによって造影剤名を取得する仕組みになっている。
CEエビデンスシステム
見やすい注入速度、量の表示が特徴的な、アンギオ用インジェクタの新製品もこれから発売される予定である。
ITEM2016 根本杏林堂 ブースインフォメーション
ブースNo.328
CT用自動注入器DUALSHOT GX7
GX7では造影検査の再現性、患者間の造影剤量の適正化、ユーザービリティを優先した造影剤自動注入器となっています。
・造影検査の管理について
CT検査の履歴(ヨード量)を記録できるCE-Evidence Systemも新設計となっています。患者情報をRIS/HISと連動し、Injector本体に過去の副作用、e-GFRなどの表示も可能となります。造影剤のIC-TAGを読み込むことでヨード量設定も体重を入力するだけで自動的に行え、造影検査履歴もPACSに保管可能であります。