独自技術を通じて、社会貢献に取り組む企業姿勢を伝える
「世界は、ひとつずつ変えることができる。」
~レーザー内視鏡技術篇~
– 3月24日(木)より全国にて放映開始 –
富士フイルム(株)(以下、富士フイルム)は、2007年秋より、さまざまな分野において、先進独自の技術で 社会に貢献する同社の企業姿勢を伝えるTVCMを展開している。
今回は、2種類のレーザー光を用いることで早期がんを見やすくする「レーザー内視鏡技術」を紹介するTVCMを、3月24日(木)より放映。
■大きな社会課題である「がん」
2015年の予測がん死亡数(がんで亡くなる人の数)は370,900人(男性219,200人、女性151,700人)とされている。その中でも、胃がんは肺・大腸に続く予測となっており、がんによる死亡の大きな原因の一つとされている*1。
このように、がんは大きな社会課題であり、早期発見、治療することが重要である。特に、胃がんは早期発見することによって治る確率が高い病気とされている*2。
胃などの消化管領域を内視鏡で観察する場合、粘膜表面の色や構造の変化を元に病変を観察する。しかし、従来のハロゲンやキセノン光源を用いた白色光照明による観察では、粘膜表面の微細な変化を捉えにくいと言われていた。
■当社独自のレーザー光源装置による2種類のレーザー光
富士フイルムは、写真分野・医療分野で長年培ってきたレーザー制御技術を応用して、波長の異なる2種類のレーザー光を観察目的に応じて自在にコントロールし、独自の画像処理技術と組み合わせることで、早期がんに特徴的な粘膜表層の微細血管などの変化を強調した画像観察を可能にした。
明るい白色のレーザー光で、シャープで鮮やかな画像を映し出し、青色のレーザー光で、粘膜表層の微細な血管を強調。消化管領域の広い範囲を見るときも近寄って病変を観察するときも、白色と青色のレーザー光の明るさを自在にコントロールして、微かな変化を、より見やすくした。
レーザー光には、発光強度が高い、指向性が良い、制御しやすいなどの特長がある。そのため、高精細な画像をさらに鮮明にできるなど、内視鏡での観察にとって大きな利点がある。
同社は、鼻から挿入することで咽頭反応による嘔吐感を軽減し、胃などの観察をサポートする経鼻内視鏡をはじめ、レーザー光での観察に対応した内視鏡を手掛けている。
■胃に新しい光をあてて、胃がんを早期発見したい
CMに登場するのは、レーザー内視鏡技術の開発を手がけた実在の研究員である。
今回は、胃のカタチをした大きな研究施設「Stomach Lab」が舞台である。その中で研究員は、レーザー内視鏡と一緒に研究開発に取り組んでいる。胃壁を模した壁に向かってレーザー光を照射したり、研究員の指示通りに上下左右にしなやかに内視鏡が動く。胃の隅々まで気を配ると異変があることに気がつき、2種類のレーザー光を照射すると早期がんの視認性が向上する。
胃に新しい光をあてて、ひとりでも多くの命を救いたい。独自技術によって胃がんの早期発見に寄与して、社会課題の解決に貢献していくという企業としての強い思いを込めたTVCMである。
■TVCMで使用した楽曲について
本シリーズのCM音楽には、NEW YORKの「Q Department(キューデパートメント)」を起用している。「Q Department(キューデパートメント)」は、NYを拠点にする最先端の音楽制作・サウンドデザイン集団として、CM・テレビ番組・インタラクティブ・ゲーム等で幅広く活躍している。
■ナレーターに、宮沢和史さんを起用
ナレーターには、ロックバンドTHE BOOMのボーカリストとしてデビューし、シンガーソングライター、俳優としても幅広く活躍されている、宮沢和史(みやざわかずふみ)さんを起用している。大ヒット曲「島唄」は、日本国内だけでなく世界中で知られており、日本を代表するミュージシャンの一人である。
【スタッフリスト】
クリエイティブディレクター:TUGBOAT、赤石正人
CMプランナー:TUGBOAT、町田聖二、高橋弦人
コピーライター:赤石正人
ディレクター:サノ☆ユタカ
撮影:石田 東
プロデューサー:森崎秀嗣、宮崎真人
音楽プロデュース:MR.MUSIC 渡辺秀文
音楽制作:Q Department(キューデパートメント)
ナレーター:宮沢和史
クリエーティブエージェンシー:TUGBOAT
制作会社:ビスポークフィルム
広告会社:(株)電通
*1 出典:国立がん研究センターホームページより(2015年発表)
*2 出典:国立がん研究センターホームページより(2016年発表) ステージⅠの場合 10年生存率 95.1%
●お問い合わせ
富士フイルム(株) 宣伝部 梨本
TEL:03-6271-2031
URL:http://fujifilm.jp/index.html