コヴィディエン、新世代電気手術器 「Valleylab FT10エネルギープラットフォーム」を7月1日より全国で販売開始 小型・軽量化を実現、現行モデル比130倍の正確なエネルギーコントロールで手術効率を向上
コヴィディエン ジャパン(株)は、外科をはじめとする多様な手術の際に使われる高周波切開凝固装置にエネルギーを供給する電気手術器「Valleylab FT10エネルギープラットフォーム(以下、Valleylab FT10; バリーラブ エフティーテン)」を、2016年7月1日(金)より全国にて販売を開始した。主な製品特長として、Valleylab FT10はティッシュフェクトセンシングテクノロジーを進歩させることで、組織の種類に関わらず一貫した臨床効果を実現している。組織の電気的抵抗値(インピーダンス)を測定する出力調整機能(クローズループコントロール)の精度を高め、現行モデルの毎秒3,333回の130倍にあたる毎秒43万4,000回にすることにより、より正確なエネルギーコントロールおよびエネルギー供給を実現している。また、現行モデルと比較し、体積で47.8%、重量で28.5%の小型・軽量化を実現しており、手術室の省スペース化を実現する。
医療機器承認番号:22800BZX00157000
本製品は電力維持型の出力方式であるため、組織の種類にかかわらず一定の臨 床効果を実現し、組織抵抗に左右されない切れ味が得られる。さらに、出力調整機能(クローズループコントロール)の頻度を高めることにより最適なエネルギー量をリアルタイムで調整可能なため、止血時のシール時間短縮や手術の効率化につながる。
■「Valleylab FT10エネルギープラットフォーム」の主な特長
・最適なエネルギー量をリアルタイムに調整
出力調整機能(クローズループコントロール)の精度を高め、毎秒43万4,000回にすることで、より正確なエネルギーコントロールを実現している。
・ 止血時の耐圧性に影響を与えずにシール時間を最高で50%短縮1) 2)
より正確なエネルギーコントロールによって、パフォーマンスを向上させている。
・組織変性に必要な温度を低い温度に抑制3)
より正確なエネルギーコントロールによって、より精密な温度管理が可能になる。
・ 端子数にあわせて4分割表示が可能な液晶画面をフロントパネルに配置
本体正面にモノポーラー端子2基、バイポーラー端子2基(うち1基はLigaSure対応)の計4基を配置し、4分割表示可能な液晶画面で各種設定を実施する。
・ スマートコネクターでデバイスの接続が簡便に
端子は自動的に接続されたデバイスを認識して出力エネルギーを最適化する。
・ 体積で47.8%、重量で28.5%の小型・軽量化を実現
寸法サイズは高さ18cm、幅37cm、奥行き46cm。現行モデルForceTriadエネルギープラットフォーム(医療機器承認番号: 21900BZX00853000)との比較では高さで7cm、幅で9cm、奥行きで5cmの小型化を実現している。重量は10kgと現行モデルより4kg軽量化された。
1) Based on internal test report #RE00025819 Rev A, LigaSure data sources for VLFT10 white papers. September 2015.
2) Based on data from internal test report #R0064457, LigaSureTM renal bench burst pressure evaluation of the ValleylabTM FT10. May 29, 2015.
3) Based on internal test report #RE00005503, Verification – report – GLP acute animal lab – LigaSureTM preclinical evaluation of ValleylabTM FT10. May 19, 2015.
●お問い合わせ
日本メドトロニック(株)
URL:http://www.medtronic.com/jp-jp/index.html