インテル(株)は、12月1日(木)、「ヘルスケアIT分野に関するプレス・セミナー」を同社東京オフィス(東京都千代田区)で開催した。世界市場でのヘルスケア事業の現状と展望について、ジェニファー・エスポジート氏(インテルコーポレーションセールス&マーケティング統括本部グローバル・ヘルスケア&ライフ・サイエンス担当責任者)と、村垣善浩氏(東京女子医科大学先端生命医科学研究所教授)による講演が行われた。
ジェニファー・エスポジート氏
村垣善浩氏
はじめにジェニファー・エスポジート氏が登壇。高精度医療に向けた変革として、今後は「コラボレーティブ」「分散型」「個人向け」の3つの分野で進展していく。
「コラボレーティブ」の分野では、病院職員の機動性確保とワークフローの効率化や、患者の病院内の経路探索、PACSの自動化などで、IT技術が大きく貢献する。また、セキュリティー侵害への対策も課題である。「分散型」の分野では、遠隔診断技術の向上によって、患者と医療チームにとって最善の時期および場所で、コミュニティケアや在宅ケアが施せるようになる。「個人向け」の分野では、コンピューティング・テクノロジーの飛躍的な性能向上とコストの大幅な低下によって、個人向けの治療計画に、ゲノム科学が大きな影響を与えていくだろう。
インテルはこれらの分野において、IT/loTによる医療の変革に向けた取り組みを行っていく。
次に村垣善浩氏が登壇し、東京女子医科大学とインテルによる共同研究について紹介した。同大学インテリジェント手術室は、インテルの「RealSense」という手の形状を赤外線深部センサにて捕捉するテクノロジーを導入している。マーカ/センサフリーで、自身の直感的な手振りにより手術中の清潔状態での操作が可能であり、口頭指示による心理的ストレスを取りのぞくことができる。また、アプリケーション開発のためのSDKが充実しており、簡便型の術中MRIが可能になるという。
RealSense
「コラボレーティブ」の分野では、病院職員の機動性確保とワークフローの効率化や、患者の病院内の経路探索、PACSの自動化などで、IT技術が大きく貢献する。また、セキュリティー侵害への対策も課題である。「分散型」の分野では、遠隔診断技術の向上によって、患者と医療チームにとって最善の時期および場所で、コミュニティケアや在宅ケアが施せるようになる。「個人向け」の分野では、コンピューティング・テクノロジーの飛躍的な性能向上とコストの大幅な低下によって、個人向けの治療計画に、ゲノム科学が大きな影響を与えていくだろう。
インテルはこれらの分野において、IT/loTによる医療の変革に向けた取り組みを行っていく。
次に村垣善浩氏が登壇し、東京女子医科大学とインテルによる共同研究について紹介した。同大学インテリジェント手術室は、インテルの「RealSense」という手の形状を赤外線深部センサにて捕捉するテクノロジーを導入している。マーカ/センサフリーで、自身の直感的な手振りにより手術中の清潔状態での操作が可能であり、口頭指示による心理的ストレスを取りのぞくことができる。また、アプリケーション開発のためのSDKが充実しており、簡便型の術中MRIが可能になるという。
RealSense