最優秀賞受賞施設
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平塚市民病院
CT 64~160列(心血管)部門
CT 64~160列(心血管)部門
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新小倉病院
CT 64~160列部門
CT 64~160列部門
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横須賀市立市民病院
CT Aquilion ONE(心血管)部門
CT Aquilion ONE(心血管)部門
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名鉄病院
CT Aquilion ONE部門
CT Aquilion ONE部門
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聖マリアンナ医科大学病院
CT Aquilion ONE部門
CT Aquilion ONE部門
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井野辺病院
MR 1.5テスラ以下MR部門
MR 1.5テスラ以下MR部門
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自治医科大学附属さいたま医療センター
MR 3テスラMR部門
MR 3テスラMR部門
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北播磨総合医療センター
超音波 血管部門
超音波 血管部門
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愛仁会高槻病院
超音波 心臓部門
超音波 心臓部門
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刈谷豊田総合病院
超音波 表在部門
超音波 表在部門
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岩手医科大学
超音波 腹部部門
超音波 腹部部門
「画論 The Best Image 2016」は、画像のクオリティや撮影・処理技術の工夫等を総合的に判断し画像を審査するイベント。本稿では24回目となる今回のCT、MR、超音波の3つの部門における受賞施設を紹介する。 東芝メディカルシステムズ(株)は、12月18日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で「画論 The Best Image 2016」を開催した。
1993年の第一回以来、今年で24回目となる同イベントは、診断・治療に必要な画像のクオリティ、被検者へのメリット、撮影・処理技術の工夫等、臨床的価値を総合的に判断することによる「最良のイメージ」を選定する。今回も、CT・MR・超音波の3つの部門での多数の応募の中から選ばれた上位入賞画像の発表・表彰式とともに、当日は特別講演も行われた。
第一会場では、森山紀之氏(東京ミッドタウンクリニック)座長のもと、片田和広氏(藤田保健衛生大学)が、「超高分解能CT-現在から未来へ-」と題した講演を行い、CTの空間分解能向上の歴史と、今後の展望について診断画像を交えて説明した。現在の0.2mmの分解能は限界ではなく、コンベンショナルスキャンでは0.14mm、ボリュームスキャンなら更に高分解能化できる。FIRST併用や、検出器の改善、ノイズリダクションの新手法によっても、空間分解能は更に向上していくだろうと述べた。
続いて似鳥俊明氏(杏林大学)が座長を務め、岸 智氏(社会福祉法人三井記念病院)が「The impact of Cardiac MRI Non-invasive Coronary & Myocardial Deformation」を発表した。岸氏は、Coronary MRAの有用性と、Cine MRIから得られるMyocardial Strain解析の有用性について、診断画像を交えて説明し、「Coronary MRAを使用した冠動脈評価は、心拍数や体型の影響を受けにくく、BVS留置後フォローアップが可能であり、冠動脈CTの診断能に劣らず有用である」とした。
また、「非侵襲的なMyocardial Strain解析は、心エコー図よりも空間分解能に優れており、MR-WMTを使用すれば、従来の方法と比べ解析時間を要さず、日常診療において心機能障害を評価することができる。さらに、心不全のリスク層別化に有用な評価指標として活用できる」と述べた。
第二会場では、座長 竹中 克氏(日本大学板橋病院循環器内科/東京大学検査部)のもと、石津智子氏(筑波大学循環器内科)が「今、なぜ成人先天性心疾患診断が必要なのか」というテーマで講演された。氏は「先天性心疾患の子供は、9割は思春期、成人期まで到達する時代だ。半分は、大人であり、初期手術は40代が多い。心不全症状が出てからでは遅いので、病態の把握が非常に要であり、先天性心疾患は解剖学的に複雑で右室系の評価が特に重要である。診断はMRIがゴールドスタンダードではあるが、超音波検査でも造影CTとのFUSION画像というものもあるし、とくに三次元エコーは素晴らしい。これは2000年ぐらいから研究されてきたが、心臓全体を関心領域を描出できる点が特筆される。とくに東芝の三次元スペックルトラッキングエコー法はMRIとほぼ同等な画像が得られ、刺激伝導系がかなりのことを示唆してくれるので成人先天性心疾患診断には欠かせない」と述べた。
第三会場では、座長 畠 二郎氏(川崎医科大学)のもと、「Aplio i-seriesの挑戦」という演題で小川眞広氏(日本大学病院)が講演された。まず、B-mode解像度の優秀さと、それを活かすためのData管理の重要さが説明された。続いて、Strain Elastographyによる相対評価とSWEによる定量的比較を組み合わせた硬さ表現向上の可能性や、SMIを活用した超音波による血流評価の例が報告され、Raw data超音波検査でVolume dataが扱えるようになったことによる3D評価の改善等を解説された。おわりに、Aplio i-seriesの挑戦に望まれるコンセプトとして、一瞬の所見を取り逃さないこと、一つの事象を異なる角度から検証すること、気付きにくい所見の明瞭化・再現性、初めての人でも操作可能な簡便さの4点を挙げた。
授賞式の最後には瀧口登志夫氏(東芝メディカルシステムズ(株)代表取締役社長)が挨拶に立ち、受賞施設への祝辞と出席者・審査員への謝意を述べた。
1993年の第一回以来、今年で24回目となる同イベントは、診断・治療に必要な画像のクオリティ、被検者へのメリット、撮影・処理技術の工夫等、臨床的価値を総合的に判断することによる「最良のイメージ」を選定する。今回も、CT・MR・超音波の3つの部門での多数の応募の中から選ばれた上位入賞画像の発表・表彰式とともに、当日は特別講演も行われた。
第一会場では、森山紀之氏(東京ミッドタウンクリニック)座長のもと、片田和広氏(藤田保健衛生大学)が、「超高分解能CT-現在から未来へ-」と題した講演を行い、CTの空間分解能向上の歴史と、今後の展望について診断画像を交えて説明した。現在の0.2mmの分解能は限界ではなく、コンベンショナルスキャンでは0.14mm、ボリュームスキャンなら更に高分解能化できる。FIRST併用や、検出器の改善、ノイズリダクションの新手法によっても、空間分解能は更に向上していくだろうと述べた。
続いて似鳥俊明氏(杏林大学)が座長を務め、岸 智氏(社会福祉法人三井記念病院)が「The impact of Cardiac MRI Non-invasive Coronary & Myocardial Deformation」を発表した。岸氏は、Coronary MRAの有用性と、Cine MRIから得られるMyocardial Strain解析の有用性について、診断画像を交えて説明し、「Coronary MRAを使用した冠動脈評価は、心拍数や体型の影響を受けにくく、BVS留置後フォローアップが可能であり、冠動脈CTの診断能に劣らず有用である」とした。
また、「非侵襲的なMyocardial Strain解析は、心エコー図よりも空間分解能に優れており、MR-WMTを使用すれば、従来の方法と比べ解析時間を要さず、日常診療において心機能障害を評価することができる。さらに、心不全のリスク層別化に有用な評価指標として活用できる」と述べた。
第二会場では、座長 竹中 克氏(日本大学板橋病院循環器内科/東京大学検査部)のもと、石津智子氏(筑波大学循環器内科)が「今、なぜ成人先天性心疾患診断が必要なのか」というテーマで講演された。氏は「先天性心疾患の子供は、9割は思春期、成人期まで到達する時代だ。半分は、大人であり、初期手術は40代が多い。心不全症状が出てからでは遅いので、病態の把握が非常に要であり、先天性心疾患は解剖学的に複雑で右室系の評価が特に重要である。診断はMRIがゴールドスタンダードではあるが、超音波検査でも造影CTとのFUSION画像というものもあるし、とくに三次元エコーは素晴らしい。これは2000年ぐらいから研究されてきたが、心臓全体を関心領域を描出できる点が特筆される。とくに東芝の三次元スペックルトラッキングエコー法はMRIとほぼ同等な画像が得られ、刺激伝導系がかなりのことを示唆してくれるので成人先天性心疾患診断には欠かせない」と述べた。
第三会場では、座長 畠 二郎氏(川崎医科大学)のもと、「Aplio i-seriesの挑戦」という演題で小川眞広氏(日本大学病院)が講演された。まず、B-mode解像度の優秀さと、それを活かすためのData管理の重要さが説明された。続いて、Strain Elastographyによる相対評価とSWEによる定量的比較を組み合わせた硬さ表現向上の可能性や、SMIを活用した超音波による血流評価の例が報告され、Raw data超音波検査でVolume dataが扱えるようになったことによる3D評価の改善等を解説された。おわりに、Aplio i-seriesの挑戦に望まれるコンセプトとして、一瞬の所見を取り逃さないこと、一つの事象を異なる角度から検証すること、気付きにくい所見の明瞭化・再現性、初めての人でも操作可能な簡便さの4点を挙げた。
授賞式の最後には瀧口登志夫氏(東芝メディカルシステムズ(株)代表取締役社長)が挨拶に立ち、受賞施設への祝辞と出席者・審査員への謝意を述べた。
表1 CT部門
1~32列部門 | ||
---|---|---|
【優秀賞/テクニカル賞】 | 医療法人やわらぎ会 やわらぎクリニック | 左橈骨頭骨折 |
医療法人 慈風会 白石病院 | 頚椎椎間孔の形態評価法の新しい切り口(頚椎症性神経根症のCT評価法) | |
64~160列(心血管)部門 | ||
【最優秀賞】 | 平塚市民病院 | 下腿の穿通枝動脈描出を目的とするニトログリセリン舌下スプレー剤を用いたCTA |
【優秀賞/テクニカル賞】 | 社会医療法人社団カレスサッポロ 北光記念病院 | 80列Volume Scanによる冠動脈subtraction CTA |
公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 | 腹部大動脈瘤ステントグラフト内挿術後におけるtype2 endoleak | |
64~160列部門 | ||
【最優秀賞】 | 国家公務員共済組合連合会 新小倉病院 | 第十二胸椎圧迫骨折 |
【優秀賞】 | 札幌医科大学附属病院 | 左頸静脈孔腫瘍 |
福山市民病院 | 右主気管支に接した肺野内腫瘤病変 | |
【優秀賞/テクニカル賞】 | 特定医療法人社団 松愛会 松田病院 | Real Prep.を応用したCT-Colonography |
Aquilion ONE(心血管)部門 | ||
【最優秀賞】 | 公益社団法人 地域医療振興協会 横須賀市立市民病院 | 冠動脈瘤の疑い |
【優秀賞】 | 医療法人社団 千栄会 高瀬クリニック | 単純CTによるクライオバルーンアブレーション術前評価 |
足利赤十字病院 | 坐骨動脈遺残およびその閉塞疑い | |
獨協医科大学病院 | 極型ファロー四徴症 | |
【優秀賞/テクニカル賞】 | 済生会横浜市東部病院 | ウィンスロー孔経由、右腎動脈-総肝動脈バイパス再建術後 |
Aquilion ONE部門 | ||
【最優秀賞】 | 名古屋鉄道健康保険組合 名鉄病院 | 4DCTAによる腹腔内動脈瘤コイリング後のfollow up(SEMERとTimeMIP像使用) |
【最優秀賞・テクニカル賞】 | 聖マリアンナ医科大学病院 | 右環指MP関節部AVM |
【優秀賞】 | 自治医科大学附属さいたま医療センター | 腹部大動脈瘤術後乳び腹水 |
大阪府立母子保健総合医療センター | 喉頭軟化症 | |
神戸大学医学部附属病院 | 左上葉肺癌におけるXenon CT |
表2 MR部門
1.5テスラ以下MR部門 | ||
---|---|---|
【最優秀賞】 | 医療法人 畏敬会 井野辺病院 | 敗血症性ショック後 両足趾壊死症例に対する3D-ASL法による血流評価 |
【最優秀技術賞】 | 名古屋徳洲会総合病院 | 陳旧性心筋梗塞(右冠動脈CTO) |
【優秀賞】 | 医療法人社団 千栄会 高瀬クリニック | 巨大な静脈瘤様構造を合併した右冠動脈-冠状静脈洞間の冠動静脈瘻 |
三喜会 横浜新緑総合病院 | 神経膠腫 | |
三喜会 横浜新緑総合病院 | 多発性硬化症(MS) | |
金沢医科大学病院 | 肺癌多発脳転移 | |
金沢医科大学病院 | 下垂体腺腫(Volume-dynamic-scan) | |
梶井町 放射線診断科クリニック | 胸郭出口症候群 | |
医療法人社団 新風会 玉島中央病院 | AVM post radiation | |
【Elan of the year】 | 医療法人井上会 篠栗病院 | 肘窩皮静脈高速撮像 |
3テスラMR部門 | ||
【最優秀賞】 | 自治医科大学附属さいたま医療センター | 肺動静脈奇形コイル塞栓後 |
【最優秀技術賞】 | 医療法人 住友別子病院 | 血液透析上肢シャント部の血流評価 |
【優秀賞】 | 杏林大学医学部付属病院 | 言語野領域の手術にむけて~弓状束・ファンクショナルMRIのフュージョン画像の有用性~ |
社会福祉法人恩賜財団済生会高岡病院 | DTTを用いた詳細な腰部神経根障害の高位診断 | |
藤田保健衛生大学病院 | 海綿状血管腫(疑い) |
表3 超音波部門
血管部門 | ||
---|---|---|
【最優秀賞】 | 北播磨総合医療センター | 頸動脈仮性動脈瘤 |
【優秀賞】 | 社会医療法人鳩仁会 札幌中央病院 | 上腕外転で生じる鎖骨下静脈狭窄をリアルタイムでとらえたPaget-Schroetter症候群の1例 |
一般財団法人厚生会 仙台厚生病院 | 大動脈解離(Stanford B型) | |
一般財団法人厚生会 仙台厚生病院 | Jellyfish plaque | |
【特別賞】 | 徳島大学病院 | SMIが治療効果判定に有用であったIgG4関連動脈周囲炎の1例 |
心臓部門 | ||
【最優秀賞】 | 愛仁会高槻病院 | WPW症候群に対するカテーテルアブレーションにより左室収縮能ならびに左室同期不全の改善を認めた1例 |
【優秀賞】 | 医療法人 北関東循環器病院 | 左上肺静脈切離断端に認めた粘液腫 |
紀南病院 | 心室中隔欠損(肺動脈弁下型)に合併した肺動脈弁感染性心内膜炎の1例 | |
国立循環器病研究センター | 偶然に発見された冠動脈瘤の1例 | |
【特別賞】 | 岸和田徳洲会病院 | 陳旧性心筋梗塞・左室自由壁の心破裂(oozing rupture→blow‐out rupture) |
表在部門 | ||
【最優秀賞】 | 医療法人 豊田会 刈谷豊田総合病院 | 頬粘膜癌の一例 |
【優秀賞】 | 医療法人 清仁会 北海道内科リウマチ科病院 | 関節リウマチの骨びらん(Smart3D cSMIを用いて) |
大和市立病院 | 腱鞘線維腫 | |
医療法人 豊田会 刈谷豊田総合病院 | 離断性骨軟骨炎の肋軟骨移植の症例 | |
地方独立行政法人 りんくう総合医療センター | 非浸潤性乳管癌 | |
腹部部門 | ||
【最優秀賞】 | 岩手医科大学 | Budd-Chiari症候群 |
【優秀賞】 | 医療法人社団 長尽会 長久保病院 | 透析腎癌 |
日本大学病院 | SMIが診断に有用であった肝AV shuntの1例 | |
紀南病院 | 遺伝性出血性毛細血管拡張症(Rendu-Osler-Weber病) | |
医療法人 秋芳会 秋吉病院 | 腎細胞癌による大腸転移 |