モニタ
デジタル手術室での高解像度・マルチモダリティ画像表示用向けの、55 インチの外科用ディスプレイ。
4K対応の高視野角な画面に、高度な画像処理アルゴリズムにより、手術室内の理想的な画像参照のモニタを実現。ノイズ、遅延の少ない高画質画像を表示できる色校正システムも搭載されている。また、ERCPの内視鏡と透視画像のように、従来は複数のモニタを並べて表示していた画像を統合表示でき、キーボードマウスにも直接対応する。
奥行き87㎜という薄型ディスプレイのため、壁面固定にも、天吊り式にも適している。重さは24kgと従来製品から50%もの軽量化に成功。天吊り式の場合はディスプレイの移動も容易になり、ワークフローやコストの改善に貢献する。
同社の外科用大型ディスプレイと比較すると導入しやすい製品となっており、ERCP時のメインモニタや、IVR時のサブモニタとして、内視鏡検査室やハイブリッド手術室などでの需要が見込まれている。
モニタ
LED バックライト搭載の 26 インチワイドスクリーン外科用ディスプレイ。
1,920 x 1,080のフルHD解像度をもつ。
リニューアルされた高輝度・高コントラストパネルや優れた色校正システムなどにより、アーチファクトのない正確な内視鏡画像を表示する。
搭載されたLED バックライトは高輝度高出力かつ安定性もあり、耐用年数に近くなっても性能は衰えず、本体の高い耐久性や傷つきにくい前面ガラスと合わせ、安定した画像表示を保証する。さらに、バックアップ信号が常に利用できるバルコ独自の自動フェールオーバー機能ももち、手術の安全性が高まる。
ケーブルが表に出ない構造で、かつ軽量なため、アーム上などの設置が容易である。また、スムースな表面、防滴ハウジングを備え、血液などの汚れが付きやすい手術室内でも手入れがしやすく、清潔性を保ち続ける。
オプションとしてBarco Nexxis デコーダーを導入することで、画像情報が統合された手術室内で、遅延のない柔軟なマルチモダリティ・イメージングの提供も可能になる。
モニタ
世界初となる5.8MP(2,800×2,100)のカラー液晶パネルを採用した2.3インチの診断用ディスプレイである。1画面にマンモグラフィのほか、超音波、MRIなど数種類のカラー映像を表示することができ、読影の新たなワークフローを提供する。
リニアカラー表示とグレースケール表示を両立する「Steady Color」や、簡単な操作で任意の個所のクローズアップや輝度の調整ができる、画像観察ツール「Intuitive workflow tools」が標準搭載されている。これは、昨年発売され現在好評を得ている12Mカラーディスプレイ「Coronis Uniti(MDMC-12133)」にも搭載されており、ハイエンドモデルの性能をより手に届きやすい本製品で使用できる。
また、本製品をはじめとした新製品は全て全面保護カバーのコーティングが改善されており、周辺光の映り込みを減らしている。加えて本製品ではコントラスト特性も改善。黒が引き締まる高コントラスト表示となっている。
同社のモノクロ診断用ディスプレイ「Coronis 5MP(MDCG-5221)」と比較すると、パネル周辺のふちの部分が細くなっている。2面で並べて使用した場合、ディスプレイ間の距離がより狭まり、読影のストレスを軽減する。Coronis 5MPは21.3インチのため、画面サイズは本製品のほうが大きくなっているが、本体サイズは一回り小さくなっている。
米国ではFDAを取得している。5月より順次出荷予定。
左がNio Color 5.8MP、右がCoronis 5MP。比較すると、コントラストや本体の幅などに違いがあるのがわかる。
ITEM2017 バルコ ブースインフォメーション
ブースNo.228
Nio Color5MP
診断用画像表示コーナーではNioシリーズの新型カラーモニターNio Color5MPを展示デモする。Nio Color5MPはマンモグラフィー表示に対応する5M解像度のカラーモニター。一連のNioシリーズの特長であるハイパフォーマンスと低コストを実現した最新機種。画像のカラー表示が求められてきている読影現場にマッチするバルコ渾身のモニターディスプレイ。
Coronis Uniti
12MP、33インチ大型医用画像表示用カラーモニターCoronis Uniti。比較対象のない12MPの解像度、カラーモニターで1,000cd/m2のDOCOM輝度を実現した高輝度モダリティーからマンモグラフィーにまで対応する柔軟性。プレミアムモニターシリーズCoronisのフラグ
シップモデル。様々なアプリケーションツールでワークフローの効率化を図った次世代スタンダードモニター。
Nexxis
4K対応非圧縮画像伝送ソリューションNexxis。今回は新型外科画像表示モニターMDSC-8231とMDSC-8255を新たに加えたソリューションを展示デモする。4K対応Nexxisのポイントは画像取り込みから最終表示まで、圧縮のない画像を遅延なしで伝送できる点。他のソリューションでは見ることのできないユニークなコンセプトを実地体験。
●ブース情報
ブースのコンセプトは「実際の設置環境に近い形で、最新の画像表示ソリューションを見ていただく」というものである。外科画像表示ソリューションはオペ室と同様のレイアウトで展示デモを行う。ここでは4K対応非圧縮画像伝送ソリューションNexxisを最新の外科画像表示モニターでアピールするコーナーになっている、診断用画像表示ソリューションは、機器展示のほか、独立した読影エリアを設けて各製品のパフォーマンスをしっかり確認していただけるよう考えている。
いずれのコーナーでも来場者に独自のアイディアと最新のテクノロジーに裏付けされた画像表示ソリューションを体験していただき、バルコ製品の真のパフォーマンスを実感していただきたいと考えている。
ITEM in JRC 2017ブース No.228 パシフィコ横浜展示ホール