フレキシトロン

ITEM2017 Report(ITEM in JRC 2017 国際医用画像総合展):
2017.04.15

 Elektaの小線源放射線治療装置。世界80カ国以上で1,500以上のシステムが使用されているマイクロセレクトロンシリーズの後継機である。
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 放射線源を指定停留部位に正確に停止させることができ、治療チャンネル先端の不要な被ばくを抑えるフォワードステッピング方式によって、治療や処置の安全性が高まる。耐久性の高い設計の線源を擁するため、線源交換や品質保証検査の頻度も少なくて済む。さらに、従来機からの大きな変化として、照射の精度が向上し、誤差はわずか±0.5㎜に抑えられるようになり、より高精度な治療が可能になった。これは、線源輸送が線源ケーブルへ直接作動する線源ドライブによって直接的に制御されているためである。

 本邦ではリニアックと併用して子宮頸がん治療の治療に使用されることが多く、さらに前立腺がんの治療や、乳がんの外科手術後の治療にも使用されている。
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子宮頸がん治療用のアプリケータ。アプリケータはフレキシトロンで使用するための薬事申請中である。