ボストン・サイエンティフィック ジャパン(株)は、腎臓、尿管、膀胱の結石およびその他の状態を診断、治療するためのビデオ軟性尿管腎盂鏡、LithoVue™単回使用デジタルフレキシブルウレテロレノスコープを新発売した。本製品は日本初の単回使用(シングルユース)のビデオ軟性尿管腎孟鏡である。
このLithoVue™システムは、単回使用(シングルユース)製品のため、常に新品の軟性尿管腎孟鏡を患者さん毎に使用できる。再使用(リユース)可能な軟性尿管腎孟鏡と異なり、経年変化などによる機器性能低下を惹起することはない。またLithoVue™システムは、既存の軟性内視鏡を取り巻く、予測不能な故障やメンテナンス、洗浄・滅菌プロセスに費やしていた手間と時間を改善し、かつ再処理による予期せぬ手術遅延への影響も回避できる。そして常にフレッシュな状態の内視鏡性能にくわえ、軽量化したハンドルを採用したことで長時間の内視鏡操作による医師の腕への疲労を軽減することができ、より効果的な治療へ貢献することが可能である。
「経尿道的結石破砕術において、軟性腎孟鏡の導入は治療精度の向上をもたらしています。LithoVue™システムは、軽量かつ人間工学的に設計されたハンドル部分に光源が内蔵されており、これにより、術中の操作性を円滑にサポートします。そして、従来品の再使用に伴う洗浄・滅菌などの手間の削除、より高い感染症コントロール、頻回な故障の改善等、臨床現場での安全性、効率性向上に貢献できると考えています」とウロロジー&ペルビックヘルス事業部長の諸冨優子はコメントしている。
<LithoVue™システムの特徴>
・デジタル画像:先端部のデジタルCMOSカメラによる2〜50mmの撮影距離および深い被写界深度を提供する。
・シームレスなナビゲーション:2方向に最大270°までディフレクション可能なスコープが、対象となる治療領域への正確なアクセスを提供する。
・オールインワンソリューション:画像処理ソフトウェアを搭載したLithoVue™ワークステーションモニタは、コンパクトなキャスタ付きモバイルカートに取り付けられている。手術の際はLithoVue™システム単独での使用も可能であり、またオペ室にある既存モニタとDVIケーブルで接続して使用することも可能である。
【参考】LithoVue™システム情報サイト:http://www.bostonscientific.com/jp-JP/products/endoscope/LithoVue.html
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