コニカミノルタ、医療ITソリューション提供⼒を強化 、パナソニック メディカルソリューションズ(株)を傘下に 〜 中⼩病院およびクリニック市場のトッププレイヤーへ 〜

2017.05.08

 コニカミノルタ(株)は、パナソニック ヘルスケア(株)と、同社の⼦会社でPACS (Picture Archiving and Communication System:医⽤画像保管・管理システム)メーカーであるパナソニック メディカルソリューションズ(株)(以下 PHCMS)の株式取得に関する株式譲渡契約を締結したのでお知らせする。

【 狙い 】
 PHCMSは、パナソニック ヘルスケアの100%⼦会社で、CT、MRI、X線画像などの医療⽤画像データを、保管、管理するシステムであるPACSを中核とした、病院およびクリニック向けソリューション事業を国内で展開している。
  今回の買収を通じて、コニカミノルタは、医療IT事業成⻑に向け、以下の効果発揮を狙う。

・PHCMSの販売チャネルおよび顧客ベースの獲得によりコニカミノルタグループの顧客基盤を拡⼤、中⼩病院およびクリニック市場でのトッププレイヤーとして、国内PACS市場でのシェアと売上のさらなる拡⼤を⽬指する。
・PHCMSの⼈財および画像処理技術の獲得により、医療IT事業の展開⼒強化、開発⼒強化、商品⼒強化を図る。

【 背景 】
 コニカミノルタは、DR*、超⾳波診断装置、医療ITを3本柱として、病院・クリニック向け医療⽤画像情報を中⼼にヘルスケア事業を展開し、医療のデジタル化・ネットワーク化への⽀援を⾏っている。医療IT分野では、2015年に⽶国のヘルスケアイメージングソリューションプロバイダー Viztek社を買収し、次世代医療ITソリューションのグローバル展開を進めている。
 コニカミノルタは、今回の買収により、次世代医療ITソリューションの国内展開拡⼤を加速し、国内医療IT市場でのプレゼンスを⾼めていくとともに、病院・クリニック市場における⼀層の診療の質向上と効率化を⽬的として、画像診断機器とITを組み合わせたソリューションを展開していく。

【 買収のスキーム 】
 コニカミノルタはPHCMSの全株式を取得することとし、本件に関する株式譲渡契約を4⽉20⽇に締結した。
今後もお客さまへの約束「Giving Shape to Ideas」のもと、コニカミノルタは、グローバルに医療分野での多様なニーズにお応えする、診療価値を⾼めるようなソリューションの提供を加速していく。

*Digital Radiography: 照射されたX線をセンサーパネルで受光し、ダイレクトにデジタル画像を得る撮影⽅式の総称。

●お問い合わせ
コニカミノルタ(株)
URL:https://www.konicaminolta.com/jp-ja/