(株)インテグラルは、フランスEchosens(エコセンス)社製肝硬度測定装置の小型モデル「フィブロスキャン430 ミニ(FibroScan 430 Mini)」の国内販売を、2017年10月10日より開始する。同装置は「D215-2 肝硬度測定」で保険が適用されている。
● 「フィブロスキャン430ミニ」について
フィブロスキャン430ミニは、肝臓の硬さを非侵襲に測定する装置である。肝硬度は肝臓の線維化の度合を表しており、関連論文は現在、1,700報を超えている。それらにより得られたエビデンスを元に肝硬変、肝癌などに至る肝臓疾患の診断、治療の効果判定、予防など、肝臓の病態評価の目的で世界75カ国にて使用されている。また、検査前の細かい設定が不要であり、患者情報を入力してから検査を終えるまで数分程度(*1)で検査が完了する。検査中の煩わしい測定間クールタイム(*2)が無いことも、検査の簡便さを際立たせる。
今回発売のフィブロスキャン430ミニは、2017年7月にドイツのノルトライン=ヴェストファーレンデザインセンター(Design Zentrum Nordrhein Westfalen)が主催するデザイン賞「reddot design award 2017(red dotデザイン賞)」を受賞している。
● フィブロスキャン430 ミニの主な特長
1.より小型になった本体筐体
フィブロスキャン430ミニは、寸法はH280×W400×D95(mm)、重量は5kgと、従来モデル(*3)と比べてより小型かつ軽量のモデルであり、使用シーンを選ばず幅広い用途での活躍が期待される。
2.バッテリー搭載による持ち運び検査への対応
フィブロスキャン430ミニでは小型サイズながら、バッテリーも搭載されており、検査室内の一時的な装置の移動や持ち運びの際も電源を落とさずにすぐに検査に移行することができるため、検査間などのリブートによるタイムロスを解消できる。
3.2本のプローブを同時接続可能
フィブロスキャン430ミニは、標準体型向けプローブ(Mプローブ)と肥満体型向けプローブ(XLプローブ*4)を同時接続が可能であり、プローブの付け替えを行う必要がなく、スムーズに検査を行うことが出来る。
*1 検査状況や患者体型などの諸条件により前後する。
*2 検査中の測定間における測定待ち時間。
*3 Echosens社製 FibroScan502、FibroScan502Touch、FibroScan402、FibroScan530Compactと比較。
*4 XLプローブはオプション製品である。
●お問い合わせ先
株式会社インテグラル フィブロスキャン事業部
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