肺がんに対する体幹部定位放射線治療
─当院の特色とこれからSBRTを開始する施設に向けて─
1)山梨大学医学部放射線医学講座
2)山梨大学医学部付属病院放射線部
齋藤正英1)、 佐野尚樹2)、 大西 洋1)
体幹部定位放射線治療(SBRT)は早期非小細胞肺がんに対して実施され
ており、 通常照射よりも厳密な精度管理が重要となる。特に、適切な患者の
セットアップと呼吸性移動対策の選択はSBRTの治療効果に大きな影響をも
たらす。当院ではOn-rail CTおよびAbchesを用いた息止めを用いて
SBRTを実施しており、本稿では当院における肺がんSBRTの実施方法に
ついて紹介する。