朝一番のレクチャーHot Topic Session: Abbreviated Abdomen MRI Protocolsをライブ配信で視聴した際に、圧縮センシングの紹介があり、これからの動向を探るべく機器展示に出かけました。といっても詳しく相手をしていただいたのはシーメンスのブースでしたので、そちらの話になります。MRIの圧縮センシングは心臓、肝臓領域でリリースされているとのことですが、どのくらいの機器まで実装可能かの情報は手に入りませんでした。当院で今年度に更新する3T-MRIには実装予定はないとのことです。更新前からバージョンアップを期待します。
次に、Contrast Enhanced Mammography(CEM) ですが、実際の画像を見せてもらいましたが、有用性は高そうです。シーメンスのトモシンセシスは振る角度が大きいため立体感が強く、病変が見やすいとの説明と画像紹介があり納得したのですが、その後見せていただいたCEMが強烈で、日本で普及するかはわかりませんがCEMでほとんど診断できるのではと思いました。
個人的に最も感動したのが、当院で導入しているTwinBeam dual energyを搭載しているCT(写真)がとってもコンパクトになり、お手頃価格で購入できるかもしれないという情報です。当院は人柱になってしまったかと思いつつもdual energy CTの普及に一役買いそうで喜ばしい限りです。
Toshiba-Canonブースでは高精細CT画像の説明を聞いていたのですが、被曝線量は少し増えそうですが頭部における画像はとても綺麗で、内耳や動脈瘤の精査に威力を発揮しそうでした。
例年通り会場が大きいので疲れてしまい、この後は各メーカーの機器を遠目で見て詳しい説明も聞かず会場を後にしました。元気でしたらまたレポートしたいと思います。