キヤノンメディカルシステムズ

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製品情報

超音波

Aplio a550

同社の超音波診断装置「Aplio i800」の機能をそのままに、サイズを小型化したことで良好な取り回しを獲得した。
サイズを小さくしながらも、Aplio i-seriesから受け継いだ技術で高解像を確保。他機種と互換性のあるプローブやアプリケーションも多彩に用意され、キャスターはスイッチを踏むことでセンターロック可能と、検査面でも移動面でも高いユーザビリティを誇る製品だ。

小型化・軽量化と高性能が両立されている。

X線

Alphenixシリーズ

同社の注力する次世代X線アンギオグラフィシステムの新製品。もっとも特筆すべき点は、高精細アンギオ画像があげられる。これはなんとピクセルサイズ76µmという高精細検出器を搭載したことにより、脳動脈瘤内部の塞栓コイルなどは明確に描出される。
またシステムとしては、床置型シングルプレーンシステム、Alバイプレーンタイプでがあり。3種のサイズの異なるFPDの組合せにより全身さまざまな手技に対応したシステムラインアップがある。
Alphenixシリーズは臨床現場でも朗報をもたらしたことは言うまでもない。

タッチパネルで操作できるのも新しい。1分1秒をあらそう、臨床現場で操作しやすいのはありがたい。

ヘルスケアIT

Abierto

院内の情報システムないしその中の情報を統合、ワークフローをトータルで改善する医療情報ソリューション。
総合プラットフォーム「Abierto VNA」によって部門やシステムをまたいで情報を一元管理。各部門ごとのストレージやシステム更新にかかる費用を削減でき、情報整理の煩雑さも解消する。被検者の治療内容や検査結果を統合表示する「Abierto Cockpit」と併せ、検査・読影・カンファレンス・診察と一連のワークフローに携わってくれる、業務効率化の頼もしい味方だ。
また現在AIを臨床応用するアプリケーションを開発中で、位置合わせや解析といった前処理、必要となる作業の予測と準備、患者の予後予測などのAIによる自動化を目指す。将来的には診断を絞り込むことで素早い方針決定を可能とする、診療意思決定支援も視野に入れているという。
単に作業を効率化するだけでなく、情報を活用しよりよい未来を見据えた革命的なシステムだ。

開発中ではあるものの、AIの臨床応用によるワークフローの強力なサポートが期待される。
運用しつつ、得られたデータを活用しフィードバックしていくサイクルも構想されている。

MRI

Vantage Orian

Vantage Orian

6年連続で1.5T市場No.1を誇る同社製MRI「Vantage」シリーズ。その最新機Vantage Orianは、1.5Tながら3Tに匹敵する性能を有したハイエンド機種だ。
PURERF Rxの電子ノイズ抑制、Saturn Technologyでの画質向上といった、3T機種で用いられてきた技術を継承。また信号収集を効率化したことで、精度を担保しつつ従来の半分程度の時間で撮影可能となった。
同製品には特筆すべき機能が2つある。スキャン前に計画断面を予測して表示することで、撮り直しを防ぎ余計な手間を省く撮像計画用ツール「ForeSee View」。そして高分解能3D画像においてアーチファクトの発生を抑制、息止めや呼吸同期がなくとも鮮明な情報を取得可能とする「Quick Star」だ。
撮影時間を短縮し、また息止めの必要性も少なくなることで、被ばく量の観点から増加が見込まれる小児のMRI検査にも、大いに役立つことが見込まれる。
使う側としても余分な撮影を省けるほか、Open Bore 71cmクラスとしては最小の床面積、システム非動作時の消費電力を最大21%削減することによる安価なランニングコストなど、使いやすさ以前の導入しやすさも嬉しい製品だ。

同社が現在研究中の撮像技術。将来的には3Tで7T相当の画像が得られることを目指しており、MRIの進歩に意欲的な姿勢だ。

X線

RADREX™ DRite

こちらも今年2月中旬に発売されたばかりの一般撮影システムの新製品だ。最大の特長は、検査効率を向上させるオートポジショニング機構を搭載していることである。従来は診療放射線技師が位置決めの際は手動で検査室でセッティングをして、それから操作室に移動して撮影する必要があったが、本製品は電動で操作室から指定のポジションを操作できるすぐれた製品だ。これにより、検査効率も大幅に向上し、病院経営にもメリットは大きいといえるだろう。
またFPDや撮影台なども従前の製品を使用できるので導入コストも少なくできるのも目立たない美点といえるだろう。

マンモグラフィ

Pe・ru・ru™ LaPlus(ペルル ラプラス)

マンモグラフィーの新製品だ。同社の誇る、Pe・ru・ru™ LaPlus(ペルル ラプラス)は、女性スタッフが、女性のために開発したまマンモグラフィーとして認知されている。操作性も小柄な日本の女性に向けて、設計されている製品で、他社もその流れに追随してきているといえるのでトレンドセッター的な役割を担ってきたといえるだろう。
 今回は、何といってもトモシンセシス対応がもっとも大きな進化といえるだろう。トモシンセシスは言うまでもなく断層画像により病変と乳腺の重なりが少なく、デンスブレストにもっとも対応している撮影法といえるだろう。
 また逐次近似法を取り入れ、高画質と低被ばくを両立させているのも見事といえる。

CT

超高精細CT Aquilion PrecisionTM

Aquilion Precisionは非常に薄いスライス厚0.25mmと1,024マトリクスの組み合わせによって従来以上の超高分解能を得ることが可能になった。本来ならばノイズが増えて見えづらくなってしまう画像を高精細にしているのは「AiCE : Advanced Intelligent Clear-IQ Engine(エース)」の働きあってこそだ。
AiCEはDeep Learning技術でノイズ成分とシグナルを識別した後、ノイズのみを除去して再構正する。コンピュータの自己学習で構築された高品質のネットワークデータを使用しているため、通常よりも短時間での再構成を可能とした。
低被ばくでありながら、高精細。AI搭載のCT装置の先駆けとして、これからの活用に期待がかかる。

超高精細CT Aquilion Precision


スライス厚0.25mm


Deep Learning再構正技術「AiCE」搭載

ブースインフォメーション

キヤノンメディカルシステムズ ブースインフォメーション
ブースNo.102


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 2025年問題を見据えて画像診断の世界が変貌しはじめています。この潮流の変化にキヤノンメディカルシステムズは3つのコンセプトでお応えします。
 1つめはモダリティ画像の高精度化を進め診断精度をさらに上げること。CT、MR、X線アンギオ、超音波の各装置コーナーでその成果を実感下さい。
 2つめは収集した高精度画像を臨床に役立つわかりやすい情報に処理・変換すること。画像解析装置VitreaとPACSラインアップコーナでその価値をご確認下さい。
 3つめは患者さんの多種多様な医療情報を統合し、時系列でわかりやすく表示すること。地域医療連携から近未来のビッグデータ活用、その先のAI診断、Precision Medicineに至る道筋を創ります。Abierto(アビエルト)はこのコンセプトを具現化したものです。
 先生方と共に、未来に向きあうキヤノングループブースのコンセプトは “Together, we make itpossible”。画像診断の未来を共に描いて参りましょう。

ECHELON Smart

超高精細CT Aquilion Precision™
 驚きの高精細画像が、幅広い臨床領域で高い有用性を発揮しています。
 0.25mm×160列 1,792ch検出器の圧倒的な解像力が産み出す診断精度に、画像診断の可能性に変える新たな進化が芽生えています。

2

3テスラMRIシステム Vantage Galan™ 3T
 3テスラの高画質・高速撮像のメリットと優れた経済性を両立。
 新RF送受信技術「PURERF」でSN比が従来20%向上した高精細画像、豊富な臨床アプリケーションによって、高精細MRI診断に新たな価値を提供します。

3

医用画像処理ワークステーション Vitrea
 高精細化されたモダリティ画像を臨床の場に活かすために、高度でわかりやすい解析アプリケーションを。
 撮像プロトコールや線量情報など検査運用管理ツールと併せて、質の高い診断とストレスのない検査を支援します。

4

医療情報統合ビューア Abierto™ Cockpit
 標準規格対応のユニバーサル・ビューアを発展させ、患者さんの多種多様な医療情報を統合。
 DICOM画像や文書情報だけではなく、診療で必要になる治療履歴や観察記録なども、患者さんごとの時系列でわかりやすく表示します。




●セミナーインフォメーション
ランチョンセミナー2
「キヤノンMRIの新しい幕開け」

日時:2018年4月13日(金) 12:00~12:50
会場:パシフィコ横浜会議センター3F301
司会:長縄慎二先生(名古屋大学大学院医学系研究科 総合医学専攻高次医用科学講座 量子医学分野)
演者1:濱本耕平先生(自治医科大学附属さいたま医療センター 放射線科)
「Clinical Application of New High Resolution 3D Imaging
~Additional Value for Accurate Diagnosis~」
演者2:北島美香先生(熊本大学大学院 生命科学研究部 放射線診断学分野)
「Deep Learning ReconstructionのMRI画像診断にあたえるインパクト」

ランチョンセミナー11
「次世代CT/技術による臨床最前線」

日時:2018年4月14日(土) 12:00~12:50
会場:パシフィコ横浜会議センター1Fメインホール
司会:大友 邦先生(国際医療福祉大学)
演者1:富山憲幸先生(大阪大学大学院医学系研究科 放射線統合医学講座 放射線医学教室)
「次世代CT:胸部CT診断における進歩」
演者2:粟井和夫先生(広島大学大学院医歯薬保健学研究科 放射線診断学研究室)
「ディープラーニングを用いた画像再構成技術の躍進」
演者3:陣崎雅弘先生(慶應義塾大学医学部放射線科学教室)
「320列検出器を用いた立位型CTの開発 ―重力下の人体の可視化を目指して―」

●お問い合わせ先
社名:キヤノンメディカルシステムズ株式会社
住所:栃木県大田原市下石上1385番地
TEL:0287-26-5100
URL:https://jp.medical.canon/


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ITEM in JRC 2018ブース No.102 パシフィコ横浜展示ホール