3次元画像解析システム「SYNAPSE VINCENT(シナプス ヴィンセント)」が 世界的に権威のある「レッドドット賞:コミュニケーションデザイン2018」を受賞!~製品の優れた性能や快適な操作性を実現したデザインが高評価~
富士フイルム㈱は、ドイツ・エッセンを拠点とする「ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター」主催の「レッドドット・デザイン賞」において、3次元画像解析システム「SYNAPSE VINCENT(シナプス ヴィンセント)」が、「レッドドット賞:コミュニケーションデザイン2018(Red Dot Award: Communication Design 2018)」を受賞した。
「レッドドット・デザイン賞」は、1955年に設立された国際的なデザイン賞で、ドイツの「iFデザイン賞(iF design award)」、アメリカの「IDEA」と並び、世界三大デザイン賞のひとつに数えられている。本デザイン賞は、コミュニケーションデザイン、プロダクトデザイン、デザインコンセプトの3部門で構成されており、デザインの革新性、機能性、人間工学、エコロジー、耐久性などの基準から、優れた製品が選出される。今年は、コミュニケーションデザイン部門に対して、世界45か国から8,600点以上の応募があり、国際的に活躍するデザインの専門家によって審査された。
今回「レッドドット賞:コミュニケーションデザイン2018」を受賞した3次元画像解析システム「SYNAPSE VINCENT」は、画像診断や手術シミュレーションなどに活用する医療画像を、立体的に可視化するシステムだ。受賞にあたっては、高精度な画像解析(臓器抽出)技術により、安定した品質の3次元画像を作成する高度な性能や、快適な操作性を実現したグラフィックユーザーインターフェース*1などの観点から高く評価された。
富士フイルムは、あらゆる製品・サービスの開発において、機能や性能を追求するとともに、その優れた機能を最大限に生かすデザイン開発に取り組んでいる。外観デザインの美しさに留まらず、簡単・快適な操作性や携帯性などに徹底的にこだわったデザインの実現により、製品の新たな価値創出を目指している。
世界各国から寄せられた多くの応募の中から、富士フイルム製品が「レッドドット賞:コミュニケーションデザイン」に選ばれたことを励みに、これからも優れた製品の開発に取り組んでいくとのこと。
*1 コンピューターの操作の対象が、絵で表現されるユーザーインターフェース。
受賞製品
■ 3次元画像解析システム 「SYNAPSE VINCENT (シナプス ヴィンセント)」
富士フイルムの画像認識技術を活かし、CTやMRIなどの断層画像から高精度な3D画像を描出し解析する、医療3D画像解析システム。医療画像を立体的に可視化するシステムは、画像診断や手術シミュレーションなどに活用され、そのニーズは年々増加している。また、これらのシステムは、患者ごとの治療方針を決定する際にも使用されるため、高精度な解析機能が求められている。「SYNAPSE VINCENT」は、臓器や血管などを高精度に自動抽出することで、疾患部の観察の精度向上に寄与する。専門技術や無駄な作業時間を必要としない効率的な操作性を実現するとともに、安定した品質の解析画像を臨床現場に提供していく。これにより、臨床現場における放射線技師の作業負担の軽減や、医師の読影業務の効率化に貢献する。
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富士フイルム㈱ コーポレートコミュニケーション部
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