フィリップス・ジャパン、電子操作式IVUSに新ラインナップが登場~増加傾向にある末梢血管病変の治療に対応するため、カテーテルを改良~

2018.09.13

 ㈱フィリップス・ジャパン(以下フィリップス)では、2018年9月より電子操作式(フェーズドアレイ式)IVUSの新製品「ビジョンズPV.014P RX」(承認番号:23000BZX00155000)の販売を開始する。「ビジョンズ PV.014P RX」は、IVUS(Intravascular Ultrasound:血管内超音波検査法)に用いられる末梢血管用の診断カテーテルだ。IVUSは心臓の冠動脈や末梢血管の治療時に用いられ、血管内の狭窄箇所を詳しく観察でき、医療従事者が患者に合わせた治療法や医療機器を選択することを可能にする。
 「ビジョンズPV.014P RX」はカテーテルの手元部分を太くすることで、従来品と比べカテーテルのシャフトの剛性(カテーテルの硬さ)が50%アップし、より高いプッシャビリティ(カテーテルを押す力)を提供することが可能になる※1。近年、我が国において、食生活の欧米化・高齢化社会に伴い動脈硬化を基礎とする末梢動脈疾患(PAD)患者数が増加している状況だ。今回の新製品は、電子操作式(フェーズドアレイ式)IVUSの最大の特徴である操作のし易さ・高いプッシャビリティを活かし、これまでのIVUSでは難渋した狭窄度の強い末梢血管病変部にも到達し、医療従事者が病変を評価することを可能にする。また、治療後の病変の状態をIVUSで観察することにより治療の効果を定量的に評価することが可能となる。

※1 フィリップス社内データ

•5Frガイドカテーテル対応
•10mm間隔で設定された3個のエックス線不透過マーカー

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カテーテル先端~シャフト
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カテーテル先端部
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IVUSイメージ画像

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