機器展示で特に印象に残ったCT Deep Learning Reconstructionについてレポートします。
CanonのDeep Learning ReconstructionであるAiCEは、すでにITEMで超高精細CT(Aquilion Precision)への搭載がリリースされていますが、今回、Aquilion ONE /GENESISでの搭載が可能となったことが発表されました。AiCEはFIRST処理の高画質画像を教師データとして使用しており、低線量撮影においても高い画質の画像を短時間に作成することを可能としています。今後、臨床への普及が予感されます。
GEからもDeep Learning Reconstructionが発表され、コンセプトはCanonと同様と思われます。実際の画像を見ましたが、低線量撮影においても非常に自然な質感かつ低いノイズレベルの画像が作成可能となっていました。こちらも、臨床への普及が期待されます。