RSNA2018 Now on Report!@ 稲葉洋平先生(東北大学災害科学国際研究所 災害医学研究部門 災害放射線医学分野)part2

RSNA2018 Report:RSNA2018 Now on Report!
2018.11.30

GEブース展示のご紹介です。GEのMRIでは、AIR technologyという柔軟性に富む今までにないコイルが紹介されていました。その名称からもわかるように自由に曲げ伸ばしでき、Airを思い起こさせる画期的なものになっております(図 1)。コイルを多少重なっても画像損失無く使用でき、ポジショニングの自由度が高くなると思います。内部構造は、コイルセンサーが超小型化されたことにより実現した技術のようです(図 2)。さらに、将来的コンセプトとしてウェアータイプのコイルを模擬したものが展示されていました(図 3)。軽量でかつ曲げ伸ばしできるのでまるで衣服を着るようにAIRコイルが配列できることになるのでしょう。特に頸部領域などの磁化率の変化が大きい部位で威力を発揮するのではないでしょうか。
また、GEソフトウェア開発にいるエイドリアン先生のお話を聞く機会があり、最新の開発ソフトウェアを見せてくれました。MRIのプラットフォームが大きく変わりそうです。

図1AIRコイル:軽量で柔軟性に富んでいることがわかります。
図2左:現状のコイル内部構造 右:AIRコイル内部構造(小型センサとワイヤー)
図3衣服タイプのAIRコイル(将来構想)