「平成30年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」受賞者が決定

2019.01.31

 公益財団法⼈コニカミノルタ科学技術振興財団(理事⻑ 太⽥ 義勝︓コニカミノルタ株式会社 名誉顧問、以下 財団)は、光と画像領域の研究に従事する若⼿研究者を対象に公募した「平成 30年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」(助成⾦総額1,100万円)の受賞者を以下の通り決定した。
「平成30年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」

基本コンセプト 光と画像領域でのイノベーション創出
募集研究テーマ 1. 光と画像に関する材料及びデバイスの研究
2. 光と画像に関するシステム及びソフトウェアの研究
3. 光と画像に関するその他の先端的な研究
応募数 64件
選考 三宅 洋⼀⽒(千葉⼤学名誉教授)を委員⻑とする選考委員会において、発想 の独創性、波及効果、計画の実現性等の視点から厳正な審査の上、受賞者を決定。連携賞では連携による独創性の発揮を重視。

受賞者およびテーマ

<奨励賞(優秀賞)(助成⾦1 件100 万円)> 4 名(五⼗⾳順)
厚海 奈穂(あつみ なほ)⽒ 関⻄医科⼤学医学部 助教 「蛍光特性を活かした次世代の細胞系譜追跡法の開発を通して、幹細胞による組織の構築・再⽣過 程を可視化する」

伊藤 陽介(いとう ようすけ)⽒ 京都⼤学⼤学院⼯学研究科 助教 「ハイブリッド型光ポンピング原⼦磁気センサを⽤いた⽣体磁気の画像化」

⼩野 篤史(おの あつし)⽒ 静岡⼤学⼯学部 准教授 「プラズモニックナノ構造をカラーフィルタとした可視近⾚外情報同時取得イメージセンサの開 発」

松尾 和哉(まつお かずや)⽒ 北海道⼤学電⼦科学研究所 助教 「細胞内バイオマシンのピンポイント光操作系の構築」

<奨励賞(助成⾦ 1 件 50 万円)> 12名(五⼗⾳順)
稲葉 央(いなば ひろし)⽒ ⿃取⼤学⼤学院⼯学研究科 助教 「微⼩管結合ペプチドを利⽤した細胞⾻格イメージングプローブの開発」

岩野 智(いわの さとし)⽒ 理化学研究所脳神経科学研究センター 研究員 「動物個体深部の⽣体分⼦動態を⾮侵襲に可視化する⼈⼯⽣物発光プローブ技術の開発」

⼤友 康平(おおとも こうへい)⽒ 北海道⼤学電⼦科学研究所 助教 「⾼速偏光分解⼆光⼦顕微鏡法による⽣体内⼩胞動態の⾼次可視化解析」

⼝丸 ⾼弘(くちまる たかひろ)⽒ ⾃治医科⼤学分⼦病態治療研究センター 講師 「蛍光タンパク質センサによって紐解く⾻転移発症機構」

児島 千恵(こじま ちえ)⽒ ⼤阪府⽴⼤学⼤学院⼯学研究科 准教授 「センチネルリンパ節と転移性ガン細胞の同時検出を可能とする蛍光イメージング剤の作製」

⾼尾 ⼤輔(たかお だいすけ)⽒ 東京⼤学⼤学院薬学系研究科 助教 「細胞機能解析のための⽣体分⼦パターン計測技術の確⽴」

寺澤 知潮(てらさわ ともお)⽒ ⽇本原⼦⼒研究開発機構先端基礎研究センター 博⼠研究員 「グラフェンの放射率のスイッチングのその場顕微イメージング」

中川 桂⼀(なかがわ けいいち)⽒ 東京⼤学⼤学院⼯学系研究科 講師 「時空間写像撮影法による⾼速度撮影の深化」

藤岡 容⼀朗(ふじおか よういちろう)⽒ 北海道⼤学⼤学院医学研究院 講師 「蛍光画像の定量解析と機械学習によるウイルス感染細胞予測システムの開発」

藤本 裕(ふじもと ゆたか)⽒ 東北⼤学⼤学院⼯学研究科 助教 「フォトンカウンティングCT技術の実現に向けた⾼性能ハロゲン化物シンチレータ蛍光体の研究」

三上 秀治(みかみ ひではる)⽒ 東京⼤学⼤学院理学系研究科 助教 「情報通信技術を応⽤した超⾼速蛍光寿命イメージング法の開拓」

⽔野 孝彦(みずの たかひこ)⽒ 徳島⼤学⼤学院社会産業理⼯学研究部 特任研究員 「リアルタイムTHz偏光イメージング法の開発と不透明樹脂材料内部応⼒分布の動的観察」

<連携賞(助成⾦1 件100 万円)> 1 名
丸⼭ 美帆⼦(まるやま みほこ)⽒ ⼤阪⼤学⼤学院⼯学研究科 ⽇本学術振興会特別研究員RPD 「尿路結⽯形成機序解明に向けた構成結晶相と含有有機分⼦の⼆次元マッピング」

 「コニカミノルタ画像科学奨励賞」は、光と画像領域において独創的な最先端技術にチャレン ジしている若⼿研究者を奨励することを⽬的としています。昨年度から新設された連携賞も含め、 今回も斬新な発想による研究が選考されました。当財団は、今後ともこの領域で活躍される研究 者への⽀援を通じて、科学技術の発展に貢献してまいります。

●お問い合わせ先
(公財)コニカミノルタ科学技術振興財団 事務局(コニカミノルタ株式会社内)
TEL︓03-6250-2120
ホームページ︓http://konicaminolta.jp/pr/foundation