2019年3月27日-Varian (NYSE: VAR) は本日、同社の放射線治療システム HalcyonTMの日本における1号機を導入した社会医療法人財団互恵会 大船中央病院(神奈川県鎌倉市 以下、大船中央病院)にて、同システムによる治療が開始されたことを発表した。
Halcyon は、画像誘導による強度変調放射線治療(IMRT)がシンプルな操作で行える放射線治療システムだ。「高品質なケア」「運用効率の向上」「人にやさしいデザイン」の3つのコンセプトをもとに、患者さまの快適性を考慮し、臨床スタッフの使いやすさを改善しながら、質の高い治療を、より多くの患者さまに届けるためのシステムとして開発された。
【高品質なケア】新世代のDual-layer(2段式) マルチリーフコリメーター(MLC)を搭載し、質の高い画像誘導によるIMRTが可能
【運用効率の向上】既設の小規模な治療室でも設置検討が可能で、臨床使用開始までの時間が短く、シンプルな操作により治療時間が短い(治療方針による)ため、より多くの患者さまに治療提供が可能
【人にやさしいデザイン】口径が広いことで圧迫感を軽減した設計や、静音性が優れていることにより、患者さまの快適さを考慮した治療環境であり、操作もシンプルであるため、患者さまおよび臨床スタッフにやさしいデザイン
大船中央病院放射線治療センター長 武田篤也氏は、次のようにコメントしている。「大船中央病院は、神奈川県南東部の地域中核病院であり、年間約800人を超える患者に放射線治療を行っています。Halcyonを導入したことにより、IMRTや強度変調回転放射線治療(VMAT)などの高精度放射線治療を効率的に実施できることで、より多くの患者を救うことを期待しています。」
(株)バリアン メディカル システムズ代表取締役 ミッチェル・シロン氏は次のようにコメントしている。「Halcyon日本国内1号機が導入され、大船中央病院とパートナーになれたことを大変誇りに思います。Halcyonによって、質の高いケアを患者さまにやさしい環境で、より多くの患者さまを助けることに貢献し、我々のビジョンである“A world without fear of cancer – がんの脅威に負けない世界”を目指します。」
Halcyon 医療用リニアック:医療機器承認番号 22900BZX00367000
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