小島啓二氏
株式会社日立製作所(以下、日立製作所)は6月4日(火)、上野イーストタワー2F(東京都台東区)にて、「Hitachi IR Day 2019」を開催した。
ライフセクターでは同社執行役副社長とライフ事業統括本部長を務める小島啓二氏が登壇。ヘルスケア分野、オートモティブシステム分野、生活・エコシステム分野における事業計画を発表した。これらの分野では日立製作所のデジタルソリューション「LUMADA」を活用して製品の運用を自動化、誰もが暮らしやすいまちづくりを通し人々のQoL(Quality of Life)向上に貢献することを目指す。また粒子線がん治療システムの提供を通じたがん治療への貢献、自律運転技術による交通死亡事故の抑制、IoT技術によるCO2排出量削減など、継続的な技術革新による社会価値と環境価値の創出が目標に掲げられた。
ヘルスケア分野においてはグローバル競争力の強化に焦点が当てられている。現在は株式会社日立メディコと日立アロカメディカル株式会社を日立製作所に統合することで戦略策定と実行を迅速化、三菱電機の持っていた粒子線治療装置事業を買収・統合といった事業改革が進行中。解決すべき課題としては、進む製品のコモディティ化への対応と、日立グループ内で散逸しているリソースを結集しての統合的な投資が挙げられた。氏は今後、強みである日立ハイテクの計測分析技術を基盤として事業の再構築を図る方針だとした。日立ハイテクの技術で開発された技術からはCTやMRIなど数々の事業が生まれており、ここを基盤とするのは新しい事業を始めるにあたってのベーシックなプロセスであるという。一方で画像診断機器事業においては、グローバル化にあたって単体では不安があり、パートナーを見つけることが不可欠であるとした。
ライフセクターは現在LUMADAの事業モデル確立に注力している。これまでにない技術がいるとして、日立製作所は地域やITセクター、デジタルネイティブの携わるスタートアップとの連携を視野にデジタルフロント事業本部を立ち上げた。LUMADAはデータからどういった価値を作り出すかがコンセプトであり、本格的な動きを見せているといえる。
同社のポートフォリオの強化や事業の入れ替え、パートナリングの実行といった事業構造改革は2020年度までに完了し、2021年度は統合に注力していく見通しだ。
ライフセクターでは同社執行役副社長とライフ事業統括本部長を務める小島啓二氏が登壇。ヘルスケア分野、オートモティブシステム分野、生活・エコシステム分野における事業計画を発表した。これらの分野では日立製作所のデジタルソリューション「LUMADA」を活用して製品の運用を自動化、誰もが暮らしやすいまちづくりを通し人々のQoL(Quality of Life)向上に貢献することを目指す。また粒子線がん治療システムの提供を通じたがん治療への貢献、自律運転技術による交通死亡事故の抑制、IoT技術によるCO2排出量削減など、継続的な技術革新による社会価値と環境価値の創出が目標に掲げられた。
ヘルスケア分野においてはグローバル競争力の強化に焦点が当てられている。現在は株式会社日立メディコと日立アロカメディカル株式会社を日立製作所に統合することで戦略策定と実行を迅速化、三菱電機の持っていた粒子線治療装置事業を買収・統合といった事業改革が進行中。解決すべき課題としては、進む製品のコモディティ化への対応と、日立グループ内で散逸しているリソースを結集しての統合的な投資が挙げられた。氏は今後、強みである日立ハイテクの計測分析技術を基盤として事業の再構築を図る方針だとした。日立ハイテクの技術で開発された技術からはCTやMRIなど数々の事業が生まれており、ここを基盤とするのは新しい事業を始めるにあたってのベーシックなプロセスであるという。一方で画像診断機器事業においては、グローバル化にあたって単体では不安があり、パートナーを見つけることが不可欠であるとした。
ライフセクターは現在LUMADAの事業モデル確立に注力している。これまでにない技術がいるとして、日立製作所は地域やITセクター、デジタルネイティブの携わるスタートアップとの連携を視野にデジタルフロント事業本部を立ち上げた。LUMADAはデータからどういった価値を作り出すかがコンセプトであり、本格的な動きを見せているといえる。
同社のポートフォリオの強化や事業の入れ替え、パートナリングの実行といった事業構造改革は2020年度までに完了し、2021年度は統合に注力していく見通しだ。