GEヘルスケア・ジャパン

製品情報

X線

OEC Cアームシリーズ

 OEC One CFDはCMOSフラットディテクタから4Kモニターで高画質な画像を提供する一体型のシステムとなっている。Cアームにディスプレイが接続されており機器自体がコンパクトのため、必要なものを多く揃えておきたい手術室は最適化されるだろう。

 OEC EliteTM CFDは、従来の機器よりノイズがほとんどないクリアな画像処理が可能だ。30%のノイズ低減や、低線量下でも画質を工場させられることもポイントである。
 

OEC EliteTM CFD

X線

Critical Care Suite

 撮影時に気胸が何%あるか患者の状態を迅速に特定し、診断画像からトリアージの情報がPACSによっては優先的に送信されるようになっている。臨床的なクオリティチェック、方向があっているか、ポジショニングの情報、プロトコルがあっているかなどの確認もAIで行える。

 AIが実装された形でトリアージができる装置は世界初だという。AI単独のソフトウェアでFDAを取得した例はあるが、現場で判断できるような機能が実装された装置でFDAを取得したのは初である。現在、日本では未承認とのこと。一般撮影だけではなく、臨床的な現場でサポートする点に期待が寄せられる。
 

 

マンモグラフィ

Senographe PristinaTM

 検査を受ける方と検査を行う方、すべての人に優しいマンモグラフィだ。
 女性技術陣が考え、これまでのテクノロジーを踏襲しつつ、痛みを始め受診者が感じる不快感を取り除き、快適に検査を受けられるようなデザインになっている。
 オプションで2Dと同等の線量で実現させたGE のデジタル・ ブレスト・トモシンセシス。
 X 線を9 回ほど、異なる角度で照射し、撮影後ASiRDBTを使用して再構成して、複数断層画像を一度に取得している。
 このため、ブレの少ない、クリアな画像を読影医に提供する。日本での販売も好調だという。

 

写真はバイオプシーを搭載したSenographe Pristina 3D Biopsy

 

丸みを帯びたデザインで痛みを与えないよう工夫されている。

 

あのTime誌でBEST INVENTIONS2019を獲得!

CT

Revolution Maxima

 Edison Platformで開発された次世代ワークフローを可能にした最新鋭CT。

 Revolution Maximaは最新のフルデジタル検出機のハードウェア・逐次近似画像再構成法ASiR-V等最新のソフトウェアを採用し、これからの医療環境が変化にも対応できるべく開発されたCTだ。AIを搭載した3Dカメラを採用したことで、またCT検査で課題の検査工程のワークフローを改善し、高品質な検査を提供している。

 また胸部CT検査時にはポジショニングのずれが95%の頻度で発生していると報告されているが、同機を活用することで、患者一人ひとりに最適なポジショニングを自動で計画し、最も効果的なCT検査を実現する。

 

検査効率を大幅に上げることを目的に搭載されたもので、患者サイドでプロトコール設定など簡単にできる。

 

 3DカメラにはAIが搭載されているので、頭部などの撮影部位で、基準点を装置が自動で設定するので診療放射線技師は撮影に専念できる。
 他社のものとは違い三次元で認識しているため、基準点はをAIを活用し、ボタン1つでテーブルが勝手に移動していくというものだ。

 

患者サイドでも確認できる小型モニター。ワークフロー改善には欠かせない。

 

Revolution Maximaに搭載されている新型管球。

PACS

NAVIFY Tumor Board

 ロシュとのコラボレーションをして開発された。がん治療におけるカンファレンスをする際にいろいろな情報をWEB上に集約して、カンファレンスができるというものである。
 インターネットがつながれば、遠隔でもできるので、いつでも、どこでもできるというカンファレンスシステムと言える。
 

PACS

Command Center

 米国のジョンズ・ホプキンズ大学に初めて導入されたもので、放射線科の中で、各モダリティーの検査の進捗を一目で可視化するもので他に電子カルテなどやICUなどともつなぎ、患者の状態などがどうかなどをも可視化して病院管理者に情報を与えるシステムである。
 このシステムにより、臨床チームのニーズを迅速に予測できるようになり、適切な処置ができるようになったので患者に適切なケアの供給、そしてコスト削減にもつながるといわれている。
 

PACS

Edison AI Futures

 今回やはりAIがキーワードとなり、他社と違い自社だけでなく他の会社とでもスタートアップ企業と一緒にコラボレーションをしていくというものである。
 AI オーケストレーションと言われているものでMRの頭部画像が送られてきたらA社のアルゴリズムを通してビューワに返すなど、一連のワークフローをお客様が選択できるという自由度の高いシステムと言える。
 現在、米国ではmaxQやiCAD、koiosなどのベンダーなどとコラボレーションしており、20ぐらいのアルゴリズムを作る予定だという。
 

超音波

Venue Go

 患者のいるベッドサイドで検査・診断するPoint of Care向け超音波診断装置。
 Venue Goは、主に救急・集中治療の現場に向けて販売をしてきたVenueの遺伝子を引き継ぎ、瞬時の判断や手技に応える高画質を、簡単・直観的に、しかも場所を選ばずアクセスできる。
 救急・集中治療、麻酔科、整形外科、透析を中心に、その診療科は多岐にわたり、活躍が期待されている。
 

 
 

L4-12t-RS プローブ

 
 プローブに操作ボタンがあり、これまで本体から行っていた操作をプローブ側からコントロールできる。 術者の両手がふさがるエコーガイド下での穿刺など、これまでサポートが必要だった検査が一人で行える。

MRI

AIR™Recon DL

 このアプリケーションは、GEのEdison AIプラットフォームを使用して、多数の画像でトレーニングされた深層学習を使用して開発されたものだ(日本薬機未承認)。
 TrueFidelity™画像を提供するAIR™Recon DLは、S/N比と画像の鮮明さを改善し、スキャン時間を短縮するように設計された深層学習アプリケーションである。
 なおこのAIR™Recon DLはAIR COILS、AIR WORKFLOW、AIR IMAGE QUALITY 3つのコンセプトから構成されているという。
 またAIRは新しいGEのブランドであるが、撮影前から診断まで診療放射線技師の技量に寄らず、よりよい診断を届けられるコイルやアプリケーションを総称しているという。
 例えばAIR Touchは、テーブルの横をタッチするだけで、どういうコイルを使用するか、どういったプロトコルを使うのがいいのかを一瞬で判断してくれるというすぐれたアプリケーションだ。
 なおMRブースでは、AIR Touchを体験してもらうもので、拡張現実を使って非常に目を引いていた。これは壁に投影された参加者の体の一部に触れると、画面上でその部分にコイルが装着されるというものである。
 このAIRは市場での評価も非常に高く、他の追随を許さない独壇状態であるという。
 

 
 

拡張現実でコイルが装着された瞬間。

超音波

Invenia ABUS 2.0

 検査精度の標準化つまり、検者を選ばずにできるのが最大の特長だ。
 またマンモグラフィでは診断が難しいと言われている、日本人に多いデンスブレストの患者の検査に有用な、自動でフルボリュームスキャンが可能な超音波診断装置だ。1回あたり30秒程度で撮影が可能で、乳がん検診で活用が期待されている。
 Invenia ABUS 2.0となり、cSoundというPlatformを採用しているので、さらなる高画質が得られるようになったという。
 

 
 

cSoundというPlatformでさらに高画質が得られる。実臨床では大きなメリットだ。

MRI

SIGNA™ Premier

 同社の最新で最強の3TMRI装置。
 特長としては70cmのワイドボアを誇り、患者に快適な検査を与えることを目的に開発された。
 また高性能のコイル技術と多くのチャンネル数に加えて、同機には、HyperBand、HyperSense、HyperCubeの3つの高速化技術が含まれており、高精細な臨床画像を卓越した速度で提供することを可能にした。これらのテクノロジーを組み合わせて使用することで、研究者は高度なMR検査を標準的な検査時間で行える。
 今回は実機展示ではなく、LEDのディスプレイで機能などをわかりやすく説明しているのが目を引いた。
 

 
 

SIGNA™ Premierに使用される新型のAIRコイル

 

SIGNA™ Premier用の頭部コイル

超音波

LOGIQ E10

 汎用超音波診断装置LOGIQシリーズの最上位機種。
 Edison Platformに対応して同機も新しいPlatformに進化を遂げ、cSoundというPlatformを採用した。従来のものとは大幅に変化してアーキテクチャーは一新され、プロセッシングは10倍、データのスループットは48倍と飛躍的に向上した。
 同機はフルピクセルフォーカスで全視野・全深度フルフォーカスとなり、見えにくかったものを、より見やすくして、フレームレートを落とすことなく、ピクセル一粒一粒を洗練させた。
 またEdison Platformを採用したことで新しいアプリケーションを搭載させた。Auto Doppler Assistでは血流などをROIをあわせる場合でも自動で可能にできる。
 

 
 

 

 腹部一般用の「C1-6-Dプローブ」の搭載により、浅部や深部の画質向上を実現。一台で多様な質の高い検査を可能としている

核医学

Discovery MI

 GEの誇る最新半導体PET/CT装置。すでに世界中で導入施設は200を超え、
 現在最も売れている半導体PET/CTといえるだろう。日本でも20施設を超え、着実に数を伸ばしている。
 呼吸性移動による体動を自動で補正する新機能Advanced MotionFreeを搭載したDiscovery MI-AM editionは、専門性の高い大学病院、大型病院をターゲットとしてもので、高分解能と高感度の両立を可能とする半導体検出器を搭載した最新半導体PET/CT装置だ。
 Advanced MotionFreeは、呼吸性移動による体動の補正をデバイスを使うことなく、自動で実現。
 今日、PET/CT検査のうち50%が呼吸性移動の影響を受けているといわれており、その影響により様々なデメリットがあることが長年課題となってきた。
 これを解決のために、デバイスを用いてきたが、今回、同機は診断の信頼性を高め、より正確な治療決定を可能にするための、呼吸性移動による体動補正を自動かつデバイスなしで実現したことは特筆すべきことと言える。

 

 
 

Advanced MotionFreeはデバイスを使用しない。

 
 

 

 Discovery IQがワールドワイドで500台、半導体PET /CTが200台販売していることを表している。半導体PET /CTは日本では22台稼働しているという。
 
 

ブースインフォメーション

(1)「この製品は見逃せない!!RSNA2019」
 AI開発環境のEdison Platformで開発された再先端技術を搭載し、最適なCT検査フローを実現した「Revolution Maxima」を展示する。
 Revolution Maximaは最新のフルデジタル検出機のハードウェア・逐次近似画像再構成法ASiR-V等ソフトウェアを数多く採用し、医療を取り巻く環境が変化し続けている中でもお客様のニーズに応え続けられることをコンセプトに開発した。CT検査で世界的にも課題となっている検査工程の一連の煩雑な流れを大きく改善し、患者に安全で高品質な検査を提供することが可能にった。また、人工知能の進歩もあり、このような高品質な検査を常に安定的に実施すべくDeep Learningをベースとした患者のポジショニングを自動で実施する技術を業界で一早く取り入れた。
 胸部CT検査時にはポジショニングのずれが95%の頻度で発生していると報告されている。新製品であるRevolution MaximaはDeep Learning技術を活用することで、患者一人ひとりに最適なポジショニングを自動で計画し、最も効果的なCT検査を実現する。また、人材不足やローテーションによるCT検査のばらつきを解消し、作業の効率化に貢献する。

Revolution Maxima

 
 
(2)基本情報
○URL

https://www.gehealthcare.com/rsna

○ブース
No.4133
 
 
(3)ブース情報
 今年も”Elevating Radiology”が全体テーマとなります。
 私たちは、画像診断部門が業務に細心の注意を払いながらも効率を向上出来るよう支援します。
 放射線科医にとって、迅速かつ正しい診断を下すことが全て。私たちはそれを妨げる全ての要因を削減します。
 これが私たちの目指す”Elevating Radiology”です。