「NetSecOPEN」の試験テンプレートに沿った各種試験が可能
(株)東陽テクニカ(以下東陽テクニカ)は、「NetSecOPEN(※1)」の試験テンプレートを実行可能な、米国Spirent Communications Inc.(本社:カリフォルニア州サンノゼ)製の
セキュリティ/アプリケーションテスタ「Spirent C200アプライアンス」を2020年4月24日に販売開始する。
※1 2017年に設立され、ネットワークセキュリティソリューションの性能評価・測定やベストプラクティスのための
ガイドラインやオープンスタンダードを開発、提供している非営利団体。
その試験テンプレートは多くのネットワーク関連ベンダーで採用されている。
「Spirent C200アプライアンス」は、実際のトラフィックを再現した通信をすることで、ファイアウォールやIPS(不正侵入防止装置)などのネットワーク機器の性能試験を行うことができるソフトウェア機能「Spirent CyberFlood」を搭載した試験装置である。悪意のあるパケットを含むトラフィックを再現してのセキュリティ試験や、動画配信サービス、オンラインストレージなどのWebアプリケーションのトラフィックを再現したパフォーマンス試験などを行うことができる。また、「NetSecOPEN」の試験テンプレートに標準で対応し、試験を行うことができるのが大きな特長である。
近年の通信は以前と比べて通信量やトラフィックの種類、暗号化通信の比率がそれぞれ増えるなど状況が大きく変わっているにも関わらず、状況の変化を踏まえた試験指標が定まっていないため、統一的な基準や品質で評価できないという問題があった。
「NetSecOPEN」は品質を担保するための統一的な試験基準による試験テンプレートを作成して公開し、これに沿った試験実施を推奨している。現在ではFortinet、Palo Alto Networks、SonicWallなどの大手ネットワークセキュリティ機器ベンダーもこの試験テンプレートに沿った試験結果を公開している。
「Spirent C200アプライアンス」はこの「NetSecOPEN」試験テンプレートの最新ドラフトバージョンに沿った試験を標準で行うことができ、ネットワークセキュリティソリューションの品質と信頼性の向上に貢献する。
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(株)東陽テクニカ
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