HOYAと日立、超音波内視鏡システムの長期技術提携および製品供給に合意

2020.07.06

 HOYA(株)(以下、HOYA)と(株)日立製作所(以下、日立)は、超音波内視鏡システム(Endoscopic Ultrasound:EUS)について、技術提携、およびEUSで使用する超音波診断装置と超音波センサー関連部品を日立が今後も継続して供給する5か年契約に合意した。EUSは超音波診断装置と超音波内視鏡を組み合わせたシステムで、がんをはじめとする肝臓、すい臓、気管支の疾患のステージ等を評価する検査に使用されている。HOYAグループでは、PENTAX Medicalのブランド名で、グローバルに提供している。
 日立の画像診断関連事業は、国内外の競争法その他の法令等に基づき必要なクリアランス・許認可等の取得が完了することを条件として、富士フイルム(株)(以下、富士フイルム)へ譲渡される予定であり、本合意は富士フイルムへ譲渡された後も継続される。
 HOYA(株)PENTAX Medical グローバル事業部長 ジェラルド W.ボッテロは次のように述べている。
「日立との提携は1983年の共同研究開始にさかのぼり、1990年にEUSシステムを発売しました。日立の超音波診断装置は、EUSにおいて世界的に認められている性能を有し、優れた画質、先進的なソフトウェア、使いやすさに定評があります。技術提携と製品供給が継続されることは大変名誉なことで、今後も引き続き日立が誇る世界トップクラスの開発チームと共に、EUSにおける技術革新と実用化の推進に取り組んでまいります。」

(株)日立製作所ヘルスケアビジネスユニットCTO河野敏彦は次のように述べている。
「HOYA(株)PENTAX Medicalとの超音波内視鏡に関する協業を今後も継続することができて非常に喜ばしく思います。日立とPENTAX Medicalは30年以上にわたり、一緒になって超音波内視鏡の革新的な技術を開発してきました。我々はこれからもこの協業を継続していき、超音波内視鏡検査において、より優れた診断と治療につながる新しい臨床価値を提供していきます。」

●お問い合わせ
株式会社 日立製作所
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