第7回椎体形成術研究会報告
~バルーンカイフォプラスティーと椎体形成術がついに保険適応~
関西医科大学放射線科学講座
米虫 敦
平成23年8月27日にメルパルク京都で開催された第7回椎体形成術研究会について報告をさせていただく。
今回は一般演題が18演題、特別講演が1題という内容で、土曜日午後の日程で開催された。この研究会の特徴は、放射線科医、麻酔科医、整形外科医、脳神経外科医が各科の隔たりなく椎体形成術について討論を行う事ができることであり、特定の科に偏った研究会と異なり幅広い視点から椎体形成術の現況を俯瞰することができる点である。例年の研究会の内容は『脊椎椎体形成術のすべて』という冊子にまとめられている。
18演題の報告の内、我々放射線科医になじみの深い『経皮的な針による椎体内への骨セメント注入術』についての報告は4演題、バルーンを用いたkyphoplastyについての報告は3演題、経皮的な内視鏡による骨内掻爬やスクリュー、後方固定、HAブロック等の整形外科的な観血処置を併用した骨セメント充填術についての報告が6演題、そして『椎体骨穿孔術/椎体骨髄減圧術』についての報告が5演題である。
続きは「RadFan10月号」(2011年9月30日発売)にてご高覧ください。