ACUSON Sequoia

RSNA2020 Report:
2021.02.03

 今回、ACUSON Sequoiaに新しいバージョンがリリースされた。
 米国を中心に世界的に肥満が増え、近年、5歳以下の肥満も増加している。こうした状況で超音波装置は、肥満の患者の撮像が困難という課題があった。ACUSON Sequoiaは患者さんに由来する超音波の画像劣化を改善するために開発された。
 また、同装置には新たに7L2と9EV4のプローブが追加された(両製品とも未承認品)。さらに、高BMI患者に対して深部まで鮮明に観察できるということで開発されたのがDeep Adominal Transducer(DAX)。通常のプローブより2倍の幅がある。口径を大きくすることによって超音波の受信感度を上げることに成功。DAXは40cmまでの深部まで超音波が届くという。またリニア型で、腎臓のより深部まで描出できるようになった事に加えてBモードの画像が深部まで見えるようになった。

ACUSON Sequoia