シーメンスヘルスケア

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取材製品情報

MRI

Deep Resolve

Deep Resolveは画像処理技術(Deep Learning Reconstruction)を適応した画像再構成ソフトウェア。ノイズが多くSNR(Signal to Noise Ratio/信号対雑音比)の低い画像からノイズを除去し、超高分解能化、高SNR化を可能にした。ディープニューラルネットワーク技術を備えたことで、従来の撮像時間で2倍の分解能および高SNR画像の取得と、最大で50%の撮像時間の短縮を実現した(自社比)。さらに低分解能画像から高分解能画像を生成することもできる。より精密な検査が短時間に行え、患者の身体のダメージを軽減することで注目を集めている。

 

MRIにもAI技術を搭載。全身の撮像に対応するDeep Resolve

その他

Cios Spin

最小侵襲手術(MIS:Minimally Invasive Surgery)を高精細3Dイメージング技術によってサポートするモバイルcアームイメージングシステムCios Spin。独自のコーンビームCT技術「Retina 3D」と高感度な「CMOSフラットディテクタ」を搭載させたことで、スクリューや骨、インプラント情報を鮮明に描出する。「Easy 3D」機能がオペレーターの操作をアシスト。加えて、3Dイメージングを支える最新アプリケーションを内蔵することで、高度化が進む外科的手術に最適な環境を提供する。

 

1回の撮影で広範囲な3D撮影視野(FOV)イメージングの取得が可能になった

 

 

AI

AI-Rad  Companion

 シーメンスの誇る、AI画像解析ソフトウェア。クラウドベースで考えられており、基本的な作業を簡単にソリューションし、読影において多忙な放射線科医の負担を軽減し、診断精度を確実に向上させるツールといえる。
 AI-Rad  Companion Chest CT-胸部CT画像AI解析受託サービス
 胸部CT画像から、肺や心臓、大動脈など異常を検出する取組だ(図1)。また定量化も進め、臨床の現場に有用なレポートも提出する。

(図1)AI-Rad Companion Chest CT-胸部CT画像AI解析受託サービス

AI-Rad Companion Brain MR
頭部MR画像から脳の部位を自動的にセグメーテーションをして
異常部位を検知して解析結果と定量レポートを提供する(図2)。

(図2)AI-Rad Companion Brain MR

 

 

その他

3D planning service

3DやVRなどのデジタルツールを利用した、新しいレイアウトを提供する新時代のサービスといえる。3D作図サービスは3Dモデルでリアルタイムで動線や検査治療スペースを確認できる画期的なシステムだ。
VRサービスは3D作図サービスでできた検査室の中を3Dのゴーグルで実際に体験できるもの。さらに遠隔作図サービスも考えられ、WEB会議ツールで対話しながら作図できるものだ(図1)。

(図1)

3DやVRなどのデジタルツールを利用した、新しいレイアウトを提供する新時代のサービスといえる。3D作図サービスは3Dモデルでリアルタイムで動線や検査治療スペースを確認できる画期的なシステムだ(図2)。

(図2)

その他

Medical-ConneX

災害医療・へき地医療・発熱外来・健診・往診・巡回診療など、アドバンスト・モビリティ・ソリューション「Medical-ConneX」。動く医療機関ともいえる大型車両の中には、検体検査装置、CT装置、免疫生化学分析装置、超音波画像診断装置、AI画像解析ソフトウェア、ITクラウドシステム、診療情報管理システム、ベッドサイドモニターなどを搭載。検査用と電源車両を独立することで、単独使用にとどまらず、他との組み合わせなど多様な課題やニーズにこたえる。1号機を災害医療でパートナーシップを結ぶ医療法人伯鳳会東京曳舟病院に202110月に導入する予定。

 

「つながる」をコンセプトに開発された医療機器搭載車両

その他

CorPath GRXシステム

狭窄した冠動脈を開胸手術せずにカテーテルを使用して治療する低侵襲治療法PCICorPath GRXシステムは、ガイドワイヤやカテーテルの操作と保持を遠隔的に行うことができるPCI支援ロボット。ロボット制御による遠隔的操作で手技の正確性が高まるとともに、造影剤の使用量が削減され、患者や術者の被ばくを低減。さらに、X線防護用器具の着用を不要にすることで術者の身体的負担を軽減する。医療はロボティクス時代を迎え、医師とスタッフ、患者双方にとって安全かつ効果的な低侵襲治療を迅速・正確に行うことを可能にする。

 

PCI支援ロボット「CorPath GRX」はガイドワイヤやカテーテルを遠隔的に操作できる

 

CT

SOMATOM X.cite

SOMATOM X.citeは、全自動撮影システム「myExam Companion」を搭載したIntelligent CT。患者の状況に応じて最適な検査内容が提案され、技師の経験を問わず検査の一貫性を高めると同時に、診断の意思決定をサポートする。3DCameraにより、撮影ポジショニングの自動化や低線量撮影、患者の側から検査を行えるタブレット型端末など、SOMATOMシリーズのCTで蓄積してきた技術を融合して患者の快適性を向上させる。また、撮影終了後に自動で画像作成・転送することで診断までの時間が短縮され、医療従事者の働き方改革にも貢献する。

 

AIを使った膨大な撮影プロセスの分析からCT検査全体の自動化を可能に

 

 

MRI

3T MRI装置 MAGNETOM Lumina

生産性、再現性、患者満足度を確実に提供するために新しく開発された3TオープンボアMRI装置。MRI検査を進化させる「BioMatrix」が全ての患者に変わらぬ高品質なMR画像を提供し、新たに採用された「Turbo Suite」がMRI検査の生産性を高め確実な収益性を提供する。同時に、BioMatrix Technologyに含まれるセンサーやインターフェイスが、効率的な検査ワークフローの実現を強力に支援。最新テクノロジーにより、MRI検査に変革を起こし、これまでにない投資収益率で病院経営に貢献する。

特長

(1) BioMatrix “Select&GO”
ワンタッチで撮像目的部位へのポジショニングが可能となり、ポジショニングにかかる時間を短縮。

(2) BioMatrix “Sensors”
被検者は寝台に寝るだけ。装置が自動的に呼吸情報を認識し、画像収集に反映させる。

(3) BioMatrix “CoilShim”
頭頚部用コイルのフレーム内部に専用のシムコイルを配置。患者ごとに適切な電流をかけることにより、患者固有の局所的な磁場の乱れを高精度に補正する。

ユーティリティ

遠隔検査プロトコル支援システム syngo Virtual Cockpit

 コンソール画面の共有、ウェブカメラ、チャット機能、音声通話でCT、MRIの撮像を遠隔サポート。スペシャリストの知識、経験が距離を超えて共有され装置のパフォーマンスを最大限に引き出す。

特長
(1) 音声接続&チャットシステム  
スピーカーフォンまたはヘッドセットを接続し、リアルタイムに音声でディスカッションが可能。また、文章でのコミュニケーションも可能であり、メッセージを残すことができる。

(2) ウェブカメラ         
最大2台のカメラが接続可能。被検者を含めた検査室の状況を共有でき、検査を円滑に進めることができる。

(3) コンソール画面の共有
プロトコル、シーケンスの決定をサポート可能。また、リアルタイムで撮像した画像をすぐに確認もできる。

CT

Intelligent CT SOMATOM X.cite with myExam Companion

AI技術を用いて開発された最新の全自動撮影システム「myExam Companion」 を搭載。個々の患者の状況に合わせた検査内容を自動で作成し、技師の経験に関わらず最適な検査の実施と一貫性のある結果を提供する。また、3D Cameraを用いた撮影ポジショニングの自動化や低線量撮影、患者の側で検査を行えるタブレット型端末など、SOMATOMシリーズのCTで培われてきた数多くの技術を統合し、患者の快適性を向上させることができる。

特長

myExam Companion
AIを使用した膨大な撮影プロセスの分析によりCT検査全体の自動化を実現。myExam Companionは、患者の性別や年齢、身体的特徴などのデータに加えて、いくつかの質問に回答するだけで、患者に合わせた最適な撮影プロトコルを自動的に作成し検査を実施することが可能*1。検査後は診断に必要な画像や解析結果を自動的*2 に作成した後、診断医へ転送する
*1 最終的な検査プロトコルは操作者による確認が必要
*2 あらかじめ技師や医師が定めた設定に従う

画像解析

AI画像解析ソフトウェア AI-Rad Companion

AIを搭載したクラウドベースの拡張型ワークフローソリューションであるAI-Rad Companionは、基本的なルーティン作業の負担を軽減し、読影における診断精度を向上させる。 AIを搭載したアルゴリズムにより、画像データセットのポストプロセッシングを行い、反復的なタスクや症例数の多いルーティン業務を自動化することで、日々の業務の負担を軽減する。

特長

(1) 多彩なシリーズラインナップ
Chest CT、Brain MR、Prostate MR for Biopsy、Organs RT と4つのシリーズ を展開。

(2) 10の解析機能
「肺結節検出」、「肺実質の計測・表示」、「肺密度計測」、「心臓容積」、「冠動脈カルシウム計測」、「大動脈計測」、「胸椎骨計測」、「脳体積計測・表示」、「前立腺体積計測」、「臓器輪郭描出」と全シリーズを通じて多くの解析機能を有する。

(3) 最新のアルゴリズムと拡張可能性
拡張機能はセキュアなクラウド環境である「teamplay Cloud Platform」を介して提供されるため、定期的な更新やバージョンアップが容易となる。

ブースインフォメーション

Bブロック ブース No. 01