インテグラル、肝疾患を対象にした汎用超音波画像診断のトータルサービスを新たに開始

2021.07.08

㈱インテグラルは、GEヘルスケア・ジャパン㈱と販売店基本契約を締結し、汎用超音波画像診断装置“LOGIQ”シリーズの新モデル「LOGIQ P10」(ロジック ピーテン)の取扱いを2021年7月8日より開始した。

 

トータルサービスの目的
「フィブロスキャン430プレミエ(以下、フィブロスキャン)」による肝硬度・肝脂肪量測定に画像診断を加えることで、肝臓診断におけるトータルソリューションの提供を目指す。肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれ、病状が進行しても自覚症状が出にくいとされています。インテグラルは肝硬度と肝脂肪量を簡便に非侵襲で測定するフィブロスキャン(製造元:エコセンス、フランス)を2017年より販売しています。フィブロスキャンは、世界保健機関(WHO)、米国肝臓学会(AASLD)ほか、各国の学会でウイルス性肝炎やNAFLDの診療、肝硬変の早期発見などに有用とされている。

 

フィブロスキャンについて
フィブロスキャンは、皮膚上から肝臓に向けてプローブから直接発振されるせん断波の伝播速度と超音波信号の減衰量を非侵襲に測定する装置。せん断波の伝播速度は肝臓の硬さに、超音波減衰量は肝脂肪量に関連している。

 

現在、フィブロスキャンは世界100カ国以上で肝硬変や肝癌などに至る肝臓疾患の診断、治療の効果判定、予後のモニタリング、疾患進行の早期診断、予防など、肝臓の病態評価の目的で使用されている。また、様々な疾患、シーンにおいて広範な検証が行われ、関連する論文は現在2,500報を超えており、エビデンスベースドな検査法として世界の様々なガイドラインに参照され、製薬においても多くの治験のプロトコルに採用されている。
検査は患者情報を入力してから検査を終えるまで数分程度であり、ワークフローの簡便さも同検査の利点だ。また、医師や技師の他に看護師などの医療従事者であれば、世界で標準化されているトレーニングプログラムを受講することで、特別な知識や経験を必要とせずに行うことができる。

LOGIQ P10について
「LOGIQ P10」は、40万件以上の顧客サーベイ結果から得られたデータ解析と顧客の声を反映し、短時間での診療に直結する画質と機能を追求した新製品。総人口に占める高齢者の割合が増加するに従い、受診者数が増加し、患者さん一人ひとりに対して効率的かつ高精度な個別化医療が今後さらに必要とされている。また、医療技術の発展による超音波検査の幅の広がりや安全性を考慮した超音波ガイド下生検の需要も非常に高くなっている。このように、スピードと正確性が同時に求められる医療現場で、超音波検査に従事する医師・ソノグラファーの負担を軽減し、検査室・外来・病棟など検査する場所にとらわれず、自信をもって患者さんの病態を短時間に把握したいというニーズに応えた製品である。

 

FibroScan 430 プレミエ
製造販売 株式会社インテグラル
販売名称 フィブロスキャン430ミニ
医療機器認証番号 22900BZI00019000

 

LOGIQ P10
製造販売 GEヘルスケア・ジャパン株式会社
販売名称 汎用超音波画像診断装置LOGIQ P9
医療機器認証番号 226ABBZX00119000

株式会社インテグラル
URL: https://www.fibroscan.jp/