2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に関して、本日時点で確認した、この地震による当社グループの被害状況とその影響について。
1.生産への影響について
今回の地震により、第一三共プロファーマの次の工場が被害を受けている。
(1)小名浜工場(福島県 いわき市)
プラバスタチン、オルメサルタンなどの原薬を製造しているが、現在、操業を停止中。建屋の大きな損壊はないが、安全性の観点から、現時点で内部施設の詳細な損壊状況の確認には至っていない。確認でき次第、改めてお知らせする。
(2)平塚工場(神奈川県 平塚市)
オルメテック、カルブロック、メバロチンなど経口剤、注射剤の多品目の製剤を製造しているが、現在、一部を除いて操業を停止している。復旧作業を急いでおり、今月末を目処に、操業を順次再開する。
(3)その他の工場
秋田工場、小田原工場にて生産を再開している。館林工場については、設備の一部損傷と計画停電の状況により一時的に操業を停止している。
計画停電による影響全般については、分かり次第お伝えする予定。
2.製品の供給について
製品の包装単位毎に多少バラツキがあるが、概ね2~3ヶ月の社内完成品在庫を保有しており、直ちに製品供給に影響を及ばすことはないと想定している。今後の製品別の供給見込みについては、精査の上、改めてお知らせする。万一、安定供給が維持できなくなることが懸念される場合は速やかにお知らせする予定。
3.営業活動について
現在、東北および北関東支店においては、被災地の深刻な被害および計画停電などの情勢を踏まえ、営業活動を自粛している。
4.業績への影響
今回の災害および計画停電による当社グループの業績等への影響については、鋭意、把握に努めており、重大な影響が見込まれると判断された場合には速やかにお知らせする予定。