キヤノンメディカルシステムズがディープラーニングを応用した
超解像画像再構成を実現
~新世代CT「Aquilion ONE / PRISM Edition」販売開始~
キヤノンメディカルシステムズ株式会社のディープラーニングを応用した新たなAIブランド「Precise IQ Engine(PIQE)」および、CT新技術「SilverBeam Filter」を搭載した「Aquilion ONE / PRISM Edition」販売開始にあたり、11月25日(木)に記者説明会が行われた。
PIQEはディープラーニングを応用した超解像画像再構成技術として高性能な心臓検査を実現し、空間分解能の向上だけでなく、ノイズ低減効果や粒状性の維持効果によりADCTでの更なる低侵襲かつ高精細な画像を描出を可能にした。また、新たに搭載したSilverBeam Filterは、銀のフィルターを加えX線内の低エネルギー成分を低減。高エネルギー側へシフトすることで、被ばくを大幅に抑制する。
発表にあたり瀧口登志夫氏(同社 代表取締役社長)は「更なる臨床価値の提供として、AI技術を活用した超解像画像とアプリケーションによる医療情報からリアルタイムな治療方針の決定につながる臨床現場での様々な意思決定をサポートを行い、より迅速で正確な診断結果を提供するAIソリューションが感謝中心のオーダーメード医療の提供に貢献します」と述べた。
続いて、森山和樹氏(同社 国内営業本部 CT営業部)より「従来のCTでは得ることができなかった情報が、ディープラーニングによる超解像画像再構成技術を用いることで、更なる医療現場でのAIの活用が進んでいく」と語った。
新たな超解像技術や被ばく低減技術を導入することにより、高精細画像により診断能向上や更なる低被ばく検査が可能となり、合理的なワークフローによる実用臨床におけるオペレーション医療チームへの支援が高まっている。