富士フイルムメディカル株式会社、紫外線を照射し、照射範囲の環境表面や空間を除菌 ウシオ電機製 抗ウイルス・除菌用紫外線照射装置 「Care222® iシリーズ」を販売開始 診察室や待合室など、有人環境でも使用可能

2022.03.15

 富士フイルムメディカル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川原 芳博)は、環境表面や空間へ紫外線を照射することで、ウイルスや細菌を除去する、ウシオ電機製の抗ウイルス・除菌用紫外線照射装置「Care(ケア)222® iシリーズ」2機種を、医療機関に向けて2022年3月より販売開始した。

 新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、感染対策として手指衛生のほかテーブル、ドアノブなど環境表面の除菌、ウイルス抑制の意識が高まっている。特に、日々たくさんの人が出入りする病院の待合室や診察室などにおいて、空間全体に対して常時、有人環境下でも使用できる除菌システムが求められている。

 今回発売する抗ウイルス・除菌用紫外線照射装置「Care222® iシリーズ」は、一般的な照明器具に近い設置が可能で、従来の紫外線照射装置では出来なかった、有人環境での“環境表面と空気”への紫外線照射を実現した。紫外線は殺菌・ウイルスを不活化させる性質をもっており、薬剤耐性菌を作らない除菌方法として様々な場所で活用されている。紫外線の一部の波長は、日焼けや皮膚がん、白内障などの原因となるため、人がいる場所での使用はできないものも多くありますが、「Care(ケア)222® iシリーズ」で使用されている波長222nmの紫外線は生体透過率が低いため、人体に影響を与えず有人環境でも使用することができるといわれている。

 「Care222® iシリーズ」は、ガイドラインで定められた有人環境下で紫外線を照射できる時間や限度値に従って点灯・消灯を繰り返し、照射時間や照射量をコントロールしている。また、近接センサーにより自動的に消灯する安全機能も搭載しているため、安心して使用できる。さらに、内蔵した人感センサーを使用して無人環境でのみ点灯することもでき、施設の状況に合わせて使用できる。

 富士フイルムは2017年から抗菌技術「Hydro Ag⁺」によりアルコールが蒸発した後にも長期にわたり除菌効果が持続する環境清拭材「Hydro Ag⁺アルコールスプレー」・「Hydro Ag⁺アルコールクロス」を提供しており、医療や介護の現場などにおける環境清拭に利用している。これからも感染症対策に貢献するソリューションを提供していく。

製品画像:抗ウイルス・除菌用紫外線照射装置 Care222® iシリーズ
抗ウイルス・除菌用紫外線照射装置 Care222® iシリーズ
(左)ベーシックタイプ i-BT (右)ユニバーサルダウンライトタイプ i-UDT

1.品名
販売名:抗ウイルス・除菌用紫外線照射装置 Care222® iシリーズ

2.主な特長

(1)紫外線の優れた除菌力
 波長222nmの紫外線はDNA、RNAを持つ様々なウイルスや細菌に働きかけ、除菌することができる。また薬剤とは異なり、薬への抵抗力を持った耐性菌を作らない。

(2)生体透過率が低い人体に影響のない紫外線
 Care222®で使用されている波長222nmの紫外線は、角質層や目の角膜で吸収されるため、日焼けや皮膚ガン、白内障といった障害を引き起こさないといわれている。

(3)光が当たる部分に抗ウイルス・除菌効果を発揮する
 9 9%抗ウイルス・除菌に必要な照射時間(点灯モード1の場合)


(4)セーフティ機能搭載
 近接センサーを内蔵しており、自動的に消灯する安全機能も備えている。また、人感センサー(内蔵)を使用することで、無人環境のみでの点灯も可能。

3.製品仕様

豊富な設置バリエーションと保守サポートパックも用意している。

2022年3月15日

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