内頸静脈穿刺によるCVポート留置方法とそのコツ

2011.10.24

内頸静脈穿刺によるCVポート留置方法とそのコツ

昭和大学横浜市北部病院放射線科
藤澤英文ほか

 CVポート穿刺部位は内頸静脈、鎖骨下静脈、腋窩静脈、上腕や前腕静脈などが主であるが、術者の好み、経験、施設の方針などで穿刺部位が決定されていることが現状であろう。留置後の機械的カテーテルトラブルを防ぐためには、キンクせず、かつ体動によるシステム移動がない留置方法が理想である。本稿では、筆者が好んで施行している内頸静脈穿刺について、その手順のポイントとピットフォールを概説する。