GEヘルスケア・ジャパン、女性医療の課題解決に貢献する「Voluson Expert 22」を販売開始

2022.08.05
産婦人科領域における医師の負担軽減、精度の高い診察の実現を目指し、20 年のイノベーションを結集。

 GEヘルスケア・ジャパン株式会社(以下GEヘルスケア・ジャパン、本社:東京都日野市、代表取締役社⾧兼CEO:多田荘一郎)は、産婦人科向け超音波画像診断装置「Volusonシリーズ」の最新フラッグシップモデル「Voluson Expert 22」の販売を7月19日に開始した。これに伴い、2022年8月5日(金)より開催される第74回日本産科婦人科学会学術講演会にて同製品の初出展を行うことを発表した。

 GEヘルスケア・ジャパンは、2002年に超音波画像診断装置「Volusonシリーズ」の販売を開始してからの20年にわたり、周産期・産婦人科分野の診療の正確性と効率化を追求した、先進の3D/4D機能や産婦人科向け自動化ツール、プローブテクノロジーの開発・製造に注力してきた。

 近年、分娩取り扱い施設数が減少する一方で、妊娠年齢は上昇傾向にある中、病院に勤務されている産婦人科医は、妊娠合併症や胎児異常などのリスクを抱える患者と日々向き合い、限られた人数・時間の中で、最適な医療提供のために尽力している。しかし、医師1人あたりが抱える負担は大きく、増加の一途にある中で、その負担を少しでも軽減し、適切な判断と選択を支援できる超音波画像診断装置が求められていた。

 GEヘルスケア・ジャパンが日本にて提供を開始する新製品「Voluson Expert 22」は、より良い診断を行うことができるよう、常に考えを巡らせ、女性医療の第一線に立つ産婦人科医が抱える課題の解決に取り組むとともに、高度化するニーズにどこまでも応えられるように開発された、最新モデルだ。基本性能を大幅に引き上げ、早期発見・介入に貢献するクリニカルツールや、一日の検査を精度良く効率的に実施するための自動化ツールの搭載によって、より健康な女性の未来の実現に貢献する。

次世代アーキテクチャが追求した高画質 

 Voluson Expert 22では、より膨大な情報を高速処理可能な次世代エンジンLyric Architectureを搭載したことで、ソフトウェア制御されたビームフォーミングを実現。ハードウェア制御の限界を超え、格段に向上したペネトレーション、分解能、フレームレートを提供する。また、従来のVoluson製品では活用できなかった、新たなレベルの画像処理が可能となり、分解能に特化したイメージングモードから、深部感度に特化したイメージングモードまで、観察条件に大きく左右されることのない、明瞭な画像を提供する。

分解能に特化したイメージングモード:UltraHD with Radiant
従来のイメージングモード:Augment Off
深部感度に特化したイメージングモード:Augment On

検査クオリティと効率化に貢献するデザイン&ツール

 妊娠中期ISUOG(国際産婦人科超音波学会)ガイドラインに準拠したプロトコルであるSonoLystを搭載。ユーザがフリーズした断面を、ガイドラインの基準断面に則したどの部位であるか装置が自動認識しユーザに提案し、ユーザがそれを受け入れると、チェック済項目として保存される。これにより、胎児スクリーニング検査のワークフロー改善とともに、取得画像のクオリティ担保や、自己学習の推進に貢献する。

 Voluson Expert 22は、従来のVoluson シリーズのワークフローを維持しつつ、ユーザインタフェースには、スマートデバイスのようなキーの並び替えや、直感的な操作が可能な15.6インチタッチパネルを採用している。モニタには、Lyric Architectureの高画質を緻密に映し出す高精細HDUモニタを搭載し、観察状況に合わせて、標準フォーマット、XLフォーマット、フルスクリーンでの画像表示が選択でき、23.8インチの大型ディスプレイを余すことなく活用できる。さらに、Voluson製品としては初めて、プローブを手に取るだけで、プローブと画像条件を瞬時に切り替えられるRespond Probe Holderを開発。使い慣れた操作性を変えることなく、ユーザに合わせたカスタマイズ性が加わったことで、1日の検査の限界が大きく広がる。

お問い合わせ先

GE ヘルスケア・ジャパン株式会社

https://www.gehealthcare.co.jp/