(株)フィリップスエレクトロニクスジャパンは、「2011年11月末日をもって、装置の安定稼動を図り、故障によるダウンタイムを軽減するなどのリモートサービスを体験してもらう『グリーンキーキャンペーン』を、全対象施設において完了することをご報告する」と発表した。
「グリーンキーキャンペーン」は、患者様ケアを第一としたコンセプトのもと、新技術のサービス化を実現した「プロアクティブサポート」や「ログファイル オン デマンド」機能などを体験してもらうキャンペーンで、2009年12月より、循環器系X 線診断装置および血管造影X 線診断装置「Allura Xper(アルーラ エクスパー)シリーズ」の保守契約をご契約のお客様を対象に実施したもの。
「プロアクティブサポート」はフィリップスの最新のリモートサービス機能のことで、例えば装置動作に異常が生じた場合、人がその異常に気づく前に装置自身が異常を感知し、装置自身がフィリップスカスタマーケアセンターにアラートを発信するので、トラブル解決にかかる時間の削減を図ることができる。「ログファイル オン デマンド」機能は、フィリップスがシステムログファイルを取得する際、通常はエンジニアが現地に赴き装置を一旦停止することになりますが、本機能を使うことにより、装置を停止することなくリモート回線を経由してログファイルを取得することができる。
「グリーンキーキャンペーン」によるこれらの新機能を追加することで、装置の安定稼動と故障時間の低減を実現することができ、また同時にシステムの拡張が図れるため、従来は対応不可であったオプション機能の購入が可能となる。
今回のX 線診断装置Allura Xper システムを対象とした「グリーンキーキャンペーン」の実施完了に引き続き、今後はMRI(磁気共鳴画像診断装置)やCT(コンピューター断層撮影装置)など、他のモダリティを対象とした「グリーンキーキャンペーン」の全施設での実施完了を目指すという。
同社代表取締役社長ダニー・リスバーグは、「フィリップスは、『グリーンキーキャンペーン』を通じて、患者様ケアを実現する、より良い医療環境作りに協力してきました。今後も、お客様のためにさらに快適な医療環境を提供して、患者様ならびにお客様の満足度向上に努めていきたいと考えています」と述べた。
【グリーンキーキャンペーン実施概要】
<実施期間>
2009 年12 月~2011 年11 月
<対象装置>
– 循環器系X 線診断装置Allura Xper(アルーラ エクスパー)
FD10, FD10/10 シリーズ
– 血管造影X 線診断装置Allura Xper(アルーラ エクスパー)
FD20, FD20 Bi-plane シリーズ
<対象施設>
全国197 施設
【「プロアクティブサポート」、「ログファイル オン デマンド」のセキュリティ】
ISO27001 の認証を取得している高いセキュリティを誇るPRS(Philips Remote Services)接続は、HIPAA(患者情報保護法)およびNEMA(全米電気機器製造業者協会)のガイドラインに準拠している。
■お問い合わせ
(株)フィリップスエレクトロニクスジャパン広報部
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