株式会社ビードットメディカルと社会福祉法人仁生社 江戸川病院グループは、4月3日(月)に江戸川メディケア病院で、陽子線治療を含む高度がん治療の提供を目指す東京江戸川がんセンター構想の実現のための基本契約締結の調印式を開催した。
昨年12月に、ビードットメディカルと江戸川病院グループは、ビードットメディカル社製の超小型陽子線がん治療装置の導入に関する基本合意を締結している1)。
1)ビードットメディカル、東京都初の陽子線がん治療施設誕生に向け、江戸川病院と基本合意書を締結 https://www.e-radfan.com/product/96051/
江戸川病院グループは、東京都江戸川区に所在する江戸川メディケア病院に陽子線治療センターの開設を計画している。江戸川メディケア病院は、東京都内をはじめとした埼玉県や千葉県などの首都圏からアクセスは良好であり、今回の構想が実現すると首都圏のがん患者に先端医療の提供が実現する。これまでも高いニーズがありながら、スペースの問題などにより導入には至っていなかった問題があった。これを、ビードットメディカル社が陽子線治療の普及を目指して従来に比べ圧倒的にコンパクトな「超小型陽子線がん治療装置」を開発していて、テニスコート半面程度のスペースに治療室を2つという圧倒的なサイズダウンによって解決した。実際に取引されれば、東京都では初の陽子線治療装置の導入となる。
ビードットメディカルと江戸川病院グループは、ともに東京都江戸川区に所在し、メーカーと病院それぞれの立場から、時代と共に変化する患者のニーズに合わせたがん治療を追求している。江戸川区から日本中へ、そして世界に向けて高度がん治療の提供を広げていくために、1日も早い陽子線治療の提供開始を目指して引き続き取り組んでいく。