キヤノン、「令和5 年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」の「科学技術賞」を受賞

2023.04.19

 キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市、代表取締役社長:瀧口 登志夫)は、令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰において、「2つの基本波の差周波と第2高調波を利用する超音波診断装置の開発」が科学技術賞(開発部門)を受賞した。

 文部科学省では、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者の功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲と科学技術水準の向上に寄与することを目的とする科学技術分野の文部科学大臣表彰を定めている。

 本技術は、従来は映像化できなかった深部の組織を高解像度で映像化する技術で、超音波診断装置の基本性能を飛躍的に向上させることが可能となった。同技術により病変の早期発見が期待できると共に、胃や腸などの消化管や筋肉・腱の高解像度の影像化を実現した。キヤノン製超音波診断装置のラインアップには
「Differential-THI(Differential Tissue Harmonic Imaging)」として本技術を搭載している。

 なお、この発明は平成30年度全国発明表彰において「文部科学大臣賞」を受賞している。

従来技術と本発明の超音波画像

受賞者

Canon Medical Systems Europe B.V. 川岸 哲也
キヤノンメディカルシステムズ(株)超音波開発部 今村 智久
他1 名

キヤノンメディカルシステムズについて

 同社は、疾病の早期診断、早期治療のためCT、MRI、超音波診断装置、X線診断装置などの画像診断装置や体外診断装置、ヘルスケアITソリューションを開発、製造し、世界150以上の国や地域に提供している。同社の経営スローガンである「Made for Life」(患者のために、あなたのために、そしてともに歩むために)のもと、病院経営に貢献し、患者に優しい医療システム・サービスを届け、これからも変わらず医療に貢献していく。
キヤノンメディカルシステムズ株式会社 ホームページ:https://jp.medical.canon/

地球環境への取り組み

 同社は、より良い地球環境の実現のため、開発、調達、製造、販売、サービス、廃棄段階まで一貫して環境への影響に配慮した医療機器・システムを提供している。地球温暖化防止をはじめとし、医療放射線被ばくの低減、資源有効活用、化学物質の管理など推進し、地球との共生や豊かな価値の創造のために環境保全に取り組む。
キヤノンメディカルシステムズ株式会社 環境活動:https://jp.medical.canon/about/sustainability/report05.html

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