富士フイルム、デザイン・IT 開発拠点「FUJIFILM Creative Village」~オープンデザイナーとITエンジニアのパフォーマンスを最大化し、革新的な製品・サービスを創出~
富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社⾧・CEO:後藤 禎一)は、東京・南青山に富士フイルムグループのデザイン・IT開発拠点「FUJIFILM Creative Village(フジフイルム クリエイティブ ビレッジ)」をオープンする。本拠点は、デザイナーとITエンジニアがクリエイティビティを発揮し、パフォーマンスを最大化すると同時に、両部門の力を結集しイノベーションを創発することで、より革新的な製品・サービスを生み出していくことを目的とした拠点である。デザイン開発拠点「CLAY(クレイ)」と IT開発拠点「ITs(イッツ)」の 2棟で構成され、デザイナーとITエンジニア合わせて約170名を擁する。
今回オープンする「FUJIFILM Creative Village」は、富士フイルムのデザイナーがコンセプト作りから建築デザイン、空間デザインまでを手掛けた拠点である。外観には開放感のある広い窓とシャープでソリッドなコンクリート造りを採用。3Dプリンターなどを備えた「CLAY」のプロトタイプ制作室や、集中力を必要とする高度なプログラミングや世界最先端のAIアルゴリズムなどの研究開発を行う「ITs」の個人ブースなど、デザイナーとITエンジニアのクリエイティビティを刺激しパフォーマンスを最大化させるための設備・レイアウトも導入している。
また、日が差し込む南面・東面はダブルスキンファサード(建物の外壁をガラスで覆う二重構造)を採用し空調・照明の負荷軽減を図る他、カーボンニュートラルの実現に向けて「FUJIFILM Creative Village」の使用電力を全て再生可能エネルギー由来の電力で賄うなど、環境面でもさまざまな工夫が施されている。
富士フイルムは、「FUJIFILM Creative Village」を通じてデザイン部門・IT開発部門それぞれの創造性や生産性の最大化を図るとともに、両部門の連携を強化することで新たな価値の創出につながる製品・サービスの開発加速に取り組み、社会課題の解決に貢献していく。
富士フイルムホールディングス株式会社 代表取締役社⾧・CEO 後藤 禎一氏のコメント
当社は、ユーザーの現場に入り込み、徹底的に観察、ヒアリングすることで、潜在的なニーズを捉えてそのソリューションを形にするデザイン力を持っています。ITの分野では、医療現場のニーズにあった AI 技術を開発し、それを最大限に生かす製品・サービスにデザインして提供しています。
「FUJIFILM Creative Village」は、デザイン部門とIT開発部門のさらなる連携深化でイノベーションを創発させ、高い競争力を持つ革新的な製品・サービスを生み出す戦略拠点です。当社が提供する価値(アウトカム)の最大化により、世界に山積する課題の解決に貢献していきます。
FUJIFILM Creative Village の概要
・名称:FUJIFILM Creative Village
・所在地:東京都港区南青山六丁目6番15号
・面積 敷地面積:約2,570㎡、延べ床面積:約4,111 ㎡
・総工費:約35億円
・名前の由来:
「創造」を意味する「Creative」と「人たちの集まり」を意味する「Village」という 2 つの言葉を組み合わせて、「FUJIFILM Creative Village」と名付けられた。「CLAY」は、デザイナーの豊かな発想を自由自在に形作る「クレイ(粘土)」を意味し、「ITs」は、ITの精鋭たちが集う場所として、複数形の「s」を付けて「イッツ」とした。
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