キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市、代表取締役社長:瀧口登志夫氏)本社が、環境省が定める「自然共生サイト」に認定された。「自然共生サイト」は、2030 年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする世界目標(30by30)の達成に向けて、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定するものだ。
キヤノンメディカルシステムズは、環境への取り組みを経営の最重要課題の一つとして位置付けており、環境戦略の柱の一つに「生物多様性保全」を掲げ、従業員や地域社会と連携した「いきものと共存した企業つくり」を推進している。
その方針のもと、本社敷地内では、生物多様性に配慮した在来種の樹木約3,000 本を植樹するなど、緑地帯の改善と維持管理を行っている。また、緑地帯に生息する蝶の種類を生物指標として、その数を増やす取り組みを行っており、その一環として「キヤノン 大田原の森」や「蝶のビオトープ」を整備し、蝶をはじめとする多種多様な生物が生息できる環境づくりを進めている。さらに、従業員や地域住民を対象に、身近に生息する生物への理解と生物多様性保全の大切さを学ぶ機会として「いきもの観察会」を2013 年から継続的に開催しており、これらの取り組みが評価され今回の「自然共生サイト」への認定が決定した。
2024 年10 月5 日に開催された「いきもの観察会」では、従業員とその家族、近隣小学校の小学生とその保護者ら111 名が参加した。観察会では、環境省発行のレッドリストにおいて絶滅危惧IB 類に指定されている「ツマグロキチョウ」をはじめ29 種類の昆虫が確認され、生物の観察と専門家からの解説などを通じて、身近に存在するさまざまな生物への理解を深めた。
キヤノンメディカルシステムズは、持続可能な社会の実現を目指し、今後も地域社会と連携しながら生物多様性保全をはじめとする環境への取り組みを推進していく。
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