ザイオソフト・アミンブース(ブースNo.229)では、画像情報の定量化をテーマにziostation2の最新バージョンを中心に展示する。そのなかから新たに搭載される新規アプリケーションを紹介する。
腫瘍摘出手術の際、神経線維と腫瘍との位置関係を事前に把握する事が重要になる。多方向のMR信号の拡散強調画像を撮像することで、神経線維の走行解析に利用することが可能である。ziostation2に新たに搭載される「MRトラクトグラフィー」は下記の特徴を持つ。
・任意MPR断面との表示や、CT/MRAとの3Dフュージョンが可能。
・ROIは円形や多角形(任意形状)をサポート。
・複数個のROIをグルーピング(シード、通過、回避)で分ける事が可能。
・ファイバーのカラーは任意色に設定、太さの変更も可能。
・ガイド機能により操作者の経験に依存せず解析から出力までをサポート。
本システムは4月13日からパシフィコ横浜で開催される、ITEM in JRC 2012(ITEM2012 国際医用画像総合展)で展示予定である。
CT血流解析/MR血流解析
CT血流解析/MR血流解析
従来よりオプションソフトウェアとして搭載されていた脳血流解析(パフュージョン)に加え、 脳だけでなく膵臓など体幹部の血流解析を可能にするソフトウェアである。
・解析法は、standard SVD(sSVD)、blockcirculantSVD(bSVD)、Single Compartment(SC)法、Maximum Slope法をサポートし、体幹部(例:膵臓 等)も解析可能。
・それぞれの解析法から算出した血液量(BF)、血流量(BV)、TDCから算出した造影到達ピーク時間(TTP)、平均通過時間(MTT:1st Moment法)を計測しマッピング。
・「CTボリューム血流解析」ではボリューム表示として任意MPR断面での観察やVRへのマッピングが可能。
本システムは4月13日からパシフィコ横浜で開催される、ITEM in JRC 2012(ITEM2012 国際医用画像総合展)で展示予定である。
MRI装置にて撮像されたタギング画像を利用して左心室の心壁の局所的な運動状態の評価をする事ができるソフトウェアである。circumferential strain およびradial strainを求める事が可能である。 主な特徴を下記に挙げる。
・MR心臓機能解析2にて、心機能解析、心筋パフュージョン解析、遅延造影解析と共に、一連のMR心臓解析として結果表示が可能。
・データオープンから解析まで、わずか4ステップのシンプルな操作。
・トレース補間機能で解析にかかる時間を短縮。
・「除外」機能で、動きのあるフェーズなど解析に不要な断面を除外。正確な解析結果をサポート。
・17セグメント表示対応。ブルズアイマップにセグメントごとの平均値も表示できる。
・PhyZiodynamics技術の効果により、一心拍分を正確に解析し、滑らかなグラフとして表示する事が可能。
本システムは4月13日からパシフィコ横浜で開催される、ITEM in JRC 2012(ITEM2012 国際医用画像総合展)で展示予定である。