世界シェアNo.1のCD/DVD/BDパブリッシングシステムMedical Disc System。IHE PDIクリエータのプラットフォームとして同社のディスク発行装置を使用したソフトウェア。ITEM2013では、注目の機能として「オンラインバーチャルパブリッシング機能」が紹介されていた。

　医療画像情報をリスト上から選び、「書き出し」ボタンをクリックすると、CD/DVDに書きだすことができる、というのが従来の機能。
　オンラインバーチャルパブリッシング機能では、医療画像情報をリスト上から選び「書き出し」ボタンの下の「Online送信」ボタンを押すことで、このようにQRコード(画像リンク)が表示される。

　受信側の施設では、QRコードを読み込むことでデータ取り込みが行われ、あとは従来通りID編集・サーバ送信をすればよい。同じMedical Disc Systemを持つ施設同士であれば、受信側は同画面の「Online受信」タブを開くだけでデータの取り込みが行える。
　CD/DVDの書き出し・読み込みの物理的な手間を省くことができる簡便な機能だ。4月から大阪、徳島でそれぞれ2プロジェクトがスタートする予定である。

　ITEM2013で初公開となった、Medical Disc Systemのウイルス対策オプション。Medical Disc Systemを運用している施設であれば機種を問わず選択可能。

　あらかじめ許可されたプログラムのみの稼働を許可する「ホワイトリスト型」のセキュリティソフト「Safe Lock」(トレンドマイクロ社)を採用したシステムであるため、インターネット接続不要で動作する。導入時にはウイルス感染していない環境にインストール。許可リスト作成・適用後に運用される。