PACS
PACS、RIS、Reportを各部門に最適なシステムへとカスタマイズして、オールインワンパッケージとして提供が可能。
「INFINITT PACS」は、統合データベースにより患者情報、オーダー情報、画像情報を同社の製品と連携して運用が可能な次世代PACSだ。豊富なワークリストを搭載しており、各種検査画像を1つのビューアで表示でき、画面表示のレイアウト変更も柔軟に行える。マンモグラフィ、歯科、心電図などそれぞれの診療領域と検査に合わせたビューモードも選択可能だ。クリニックから大規模病院まで全世界2,500以上の施設で使用されている。
「INFINITT RIS」も院内のオーダリングシステムや電子カルテとのスムーズな連携を通して、受付、撮影、会計情報の送信をよりスマートに行える。受付状態をチャートで表示し、色分けやオーダーの追加・変更・削除も可能だ。
「INFINITT Report」は、放射線科に限らず多様な検査科に対応したレポートテンプレートを駆使し、定型文やキーワード入力、ワンクリック転記などの多彩な入力支援ツールにより効率的に検査所見を作成できる。上記PACS、RISと連携により専用のワークリストで検査の進捗情報を一覧表示。読影待ち件数や業務開始の確定などリアルタイムで検査ステータスを把握できる。
ビューア
院内から地域医療までをカバーするモバイルビューワ。ログインからすぐにリスト表示される。静止画・動画・レポート表示、過去検査との比較ビューモードの表示ができ、また画像アクセスの権限設定も可能だ。
タブレット端末にRIS機能を搭載するため、ただ画像を表示するだけでなく端末から操作ができることが大きな特長となっている。RIS画像のユーザーインターフェースはタブレット端末用に使いやすく開発されている。
ブラウザベースで動作するためOSを問わず動作する。
医療情報システム
医療機関の持つベッドサイド端末、心電図、外来検査機器、紙カルテ等の画像、検査情報、検機器データ、文書などの各データを一括管理できる検査情報統合システム。異なる部門の、それぞれ異なるシステムで管理されている情報を統合して一元管理が可能だ。
時系列ごとで一覧表示をするWeb Portal Worklist画面から、ベッドサイドモニター・ICU装置専用の「ICU Viewer」、心電図の「ECG Viewer」、文書や検査機器用の「Clinical Device Viewer」など各種専用ビューアに簡単にアクセスできる。統合した情報から必要なデータを数値化、統計化して電子カルテ、HISなどの他システムとの連携もスムーズに行えるため、部門間、システム間の垣根を越えた情報の統合と連携、ペーパレス化を実現する。
医療情報システム
内視鏡管理部門の予約・受付、検査の実施から画像管理、報告書作成までをトータルサポート。部門外の電子カルテや院内システムとの連携も容易で、検査予約・受付時に登録した患者属性情報やオーダー内容と照会して紐づけを行い、検査画像やレポートをDICOMに変換してPACSへ自動転送し煩雑なレポート作成業務を快適にする。
豊富な検索機能を備えた検査画面では、検査予約状況と検査済みリストが一覧で表示され必要とする情報が一目でわかる。標準搭載されている多機能画像参照が行える画像ビューアや、多彩なレポートテンプレートと統計機能を用いて日常業務の効率化を目指す。
【ITEM2013 インフィニットテクノロジー ブースインフォメーション】
Aブロック
ブースNo.427
米国の医療IT専門家による評価報告書「KLAS」にて、4年連続最高企業賞(コミュニティ病院部門、200床未満中小病院)を獲得するなど、ユーザから信頼を集めるインフィニットテクノロジー。同社メディカルソリューション営業部の伊藤 孝氏は「『INFINITT RIS』『INFINITT Report』の誕生によって、今考えられる“オールインワン”の最終形に近づきました。各製品の統合感は、業界No.1と言えるでしょう」と意気込む。同氏にITEM2013に出展する注目製品について、お話を伺った。
幅広いニーズに対応した
INFINITT Report
電子カルテやオーダリングシステム、「INFINITTPACS/RIS」との連携により、効率的にレポートを作成できるのが「INFINITT Report」の特長だ。内視鏡や超音波といった各検査科用レポートフォームを搭載し、放射線科のみならず、病院内の各診療科にも対応した。多彩な「レポート作成支援ツール」や目的に応じてカスタマイズ可能な「Report検索」、音声入力(Amivoice)にも対応した「Report入力支援」といった機能群が、使用者の負担を軽減してくれる。「使用者の作業効率を上げるために、ご自身でテンプレートの変更やプルダウンの追加をカスタマイズできるようシステムを構築しました。この柔軟なシステム構築が、使用者の細かなニーズを汲み取ってくれるでしょう」と伊藤氏。通常は、簡単な仕様の変更でも、メーカ側に依頼すれば時間や費用がかかってしまうもの。しかし、そういった手間ヒマを省ける“痒いところに手が届く”仕様となっている。
3D画像や動画にも対応したINFINITT PACS
Webベースで構築されたPACSシステム。コンセプトである「オールインワン」を実現するべく、「INFINITT PACS」には3D画像処理機能が搭載されている。CTやMRI撮影時には、オブリークMPR/CPR/MIP/ボリュームレンダリングといった画像を作成可能だ。「3D画像は必要なものの、専用のWSを購入するほどではないという中小施設のユーザ様から多くのご要望をいただきました。通常の画像処理に求められる機能はすべて搭載されていますので、過不足なく使用いただけます」と語る伊藤氏。また、アンギオ検査、心エコー検査などの動画像も保存可能な上、MFER形式での心電図データをそのまま表示することも再計測することも可能だ。PACSで心電図データに対応できる製品は他メーカを見渡してもまだまだ少なく、本機能に期待する施設も多いことだろう。
システム連携に強いINFINITT RIS
放射線科情報管理を行うための本製品は、シンプルな画面構成で直感的に操作が行える。RISとPACSが統合されるため、患者の属性や読影レポート、撮影した画像などもRISから行える。伊藤氏が「通常の検査はもちろんのこと、内視鏡検査にも対応し、利用者の使い勝手をより高めました。また、HL7標準をサポートしていますので、PACSをはじめとする他のシステムとの互換性も高いのが特長です」と語るように、システム連携にも大きな強みを持つ。もちろん、空いている時間を素早く指定し管理できる「スマート予約」、レポート内容をWEBにて参照できる「依頼医師ポータル・サイト」、フィルム管理や薬剤などの在庫管理を行える追加機能の数々が、円滑な業務遂行をサポートしてくれる。
タブレット端末を有効活用できるINFINITT Mobile Viewer
タブレット端末の大きさ、OSにしばられないモバイル用ビューワ。「IT先進国の韓国で培った技術を用い、病棟での回診や外出先での検査情報の確認をよりスムーズに行えるようにしました。心エコーや動画表示にも対応しているので、患者様に対して動画を使った説明ができ、より理解が深まっていくはずです」と伊藤氏は強調する。もちろん、多くのユーザが気にするセキュリティ面についても、ユーザ毎のアクセス権限管理や検査データ管理、データの暗号化といったシステムによって、より安全に情報共有ができるよう気を配られている。近年、iPadをはじめとするタブレット端末が普及しつつあり、その機能性や使い勝手は向上している。本製品のようなタブレット端末を用いたビューワ機能は、今後大きな広がりを見せていくことだろう。