JRC2013も3日目です。初日は勤務の関係で参加できませんでしたので、2日目と3日目午前中を終えたところでの感想になります。
演題聴講はCTのセッションにて行いました。逐次近似応用再構成法についての演題が多く発表されていました。これは昨年のRSNAと同様の傾向であり、現在のCTを取り巻く環境が逐次近似応用再構成法を中心に進んでいることがうかがい知れます。その代わりに数年前まで主流であった心臓CT検査についての演題は少なくなっています。
放射線撮影分科会の テーマB:CTでは「逐次近似(応用)再構成法の臨床技術」と題され詳細な逐次近似応用再構成法についての報告と臨床に使用する際の注意点が発表された。当院ではまだ逐次近似応用再構成法が使用できる装置はありませんが、今後装置が導入された際には必ず役に立つ内容でした。参加できなかった方は撮影分科会誌を是非、一読してください。CTに関しては各メーカとも逐次近似応用再構成法の技術に関しては今後も更なる進歩が期待されるため、この先の数年間は逐次近似応用再構成法を中心に研究発表が進んでいくと感じられました。
また今回から導入された英語発表ですが、海外からの参加者の英語力は素晴らしいものがあります。今後、日本の診療放射線技師も英語力をもっと身につけ、世界に向けて情報発信をしていかなければならないと感じました。まだ会期途中ですが、今回のJRCは日々学ぶべきことの多いです。