2006年より発売されている「abches」シリーズのデモンストレーションと、新製品となる「abches」のゲーティング版が披露されていた。「abches」は呼吸による胸腹部の体動レベルを2点の計測器部分で読み取り、頭に取り付けた専用のミラーにより患者自身がコントロールを行う。より安定した呼吸を行うことで放射線治療時の位置決めの精度を高める。専用のソフトウエアとIPカメラがセットとなる「abches digital」は、患者情報、各種設定条件と検査中の患者の様子を呼吸波形とともに検査室でモニタリングすることができる。
ゲーティング版ではモダリティのゲート信号とタイミングを合わせて(呼吸と同期させて)照射が可能だ(薬事未承認、現在申請中)。